2017年3月13日

綜合ユニコムさん東京セミナー

弊社で行われる専門技術育成コースの、葬儀社担当者・納棺スタッフのためのコースからピックアップした内容で構成されている、毎年春の3月と秋の9月、年に2回行われる、綜合ユニコムさん主催のセミナーです。



3月9日は【ご遺族参加型】納棺の手順とポイント(第19回)

3月10日は【状況別ご遺体処置】と【死化粧】のポイント(第16回)


が全国各地からご参加いただいて、東京の会場で行われました。

毎回テキストを更新するページがあるので、新しい情報更新のため受講される方も居られ、社員の皆さんが交代で受講される会社もあります。又、皆さんの現場からの質問も多くいただいて、回答しながら、お伝えしていきました。

「あっという間だった!!」

と今回も、声が上がっていました。

民営火葬場の職員の方の受講も、行政の方の受講も増えていて、

いま、全国各地の地域で起こっていること、業種として求められることの内容が深く、私も知ることが出来ました。

何より、火葬場(かそうじょう)の職員の方の、小さな骨を残すテクニックを聞いて、すごい職人魂だなぁと、うなるほど感動していました。

「犬も猫も、残せます。インコも残せます(これがすごいこと!)だけど、赤ちゃんの骨は柔らかいから、実は本当に難しい。

「出来る限り、残すから」

と火葬前は話しています。結果少し焼けてしまうけど、こちらも骨を必死で残したとき、

「初めて親になったんだ」

と窯に入る前に話してくれた赤ちゃんの両親が、涙を流して「ありがとう」と言ってくれた時、目の前の両親の愛おしい子の骨を、もっときれいに残せるようになりたいと思いながら、研鑽して今に至ります。」

私も地元の火葬場のおじさん方を、最期の切ない今を見守ってくれる人たちだから、とても頼りにしていて、尊敬もしています。今の現場のことを、お寺さんに相談することもあり、「火葬場に委ねよう」そう言えて、心からそう思える火葬場のおじさん方は、プロフェッショナルで、頼もしい地域の皆さんです。ご遺族が、火葬場でのことを色々教えてくれから、尚更すごいなと、いつも感動しながら思います。

参加型納棺と、
特殊遺体復元納棺。

二日間の講習。どのように「死」を迎えたのか、からその方がどのように何を大切に生きていたのかを見てもらえるきっかけを、私も現場で納棺というお手伝いを続け、研鑽して行きたいと思いながら、セミナーにご参加ただいた皆さんのご活躍をお祈りしながら、お見送りしました。

お疲れ様でした。