みんな仕事をしながらだから、それぞれがハード。なかなか大変なこともあるけれど、やっぱり知ってもらえたら良いなと思うことがあるから、みんな一生懸命時間を作って頑張る。
一枚一枚を手に取りながら、やっぱり涙が出てきます。
私「Fさん・・・、泣いてしまったら、手が止まっちゃうぞ!!」
Fさん「はい、でも見て!県警本部からお借りしたこの写真も、あの写真も、涙が出て来ます。本当に、ありがたかった。」
Iさん「ちなみに私たちは、昨日、すでに泣いてますけどね。(笑)」
私「あ!バラしたな!!(笑)」
Fさん「なぁ〜んだ!!(笑)」
Iさん「泣けますよ。だって、一枚一枚が、大切なあの時なんだもの。さ、頑張って終わらせましょう!!」
被災者であるIさんも、Fさんも、みんなにも一人一人のあの時の時間があります。その記憶の中には、大切な人が存在しているから、「怖い記憶の中にも、大切なことがある、とても複雑です。」と話してくれます。
お手伝いしてくれる、中学生と看護学生、他の皆さんが、私たちが「お手伝いしてもらいたいな」と考えている内容に集中してもらって、そして困らないように。
会場にお出でいただける皆さんが、写真に集中出来る環境を、準備の段階からあれこれと考えていきます。
私たちは現地に居て、知っていることがたくさんあるけれど、これまでほとんど公開されなかった色々なことが知ってもらえるのではないだろうか。
棺や遺体の写真はもちろんありませんが、東日本大震災が、どのような災害だったのか。
被災者遺族という目線からも、とても深い一枚一枚の写真だね、と皆んなで話していました。
そのとき、誰を頼れば良いのか。
あの時の「今」を感じてもらって、防災につながるきっかけになってもらえたら。
亡くなった大切な家族が、遺してくれたもの。
そして、今につながる大切なこと。
あの時から変わらない気持ち。
あの時から、少しずつ考えられるようになったこと。
準備をしながら、「この時は・・・。」振り返りながら、あの時の記憶から、談じ合う時間がありました。
準備万端で、挑みたい。私たちも「一生懸命」に対して、更に拍車が掛かります。
応援、ご支援いただいている皆さまに、深く感謝を申し上げます。
いのち新聞編集部一同、会場で皆さまのご来場をお待ち申し上げております。会場まで、どうぞお気を付けてお越しくださいませ。それから色々経験すると、色々心配するものですから、皆さんが無事に帰られますことを、案じております。
岩手県警察本部からお借りした写真は、撮影禁止となっております。ご了承くださいませ。
「東日本大震災
〜あの時、あれから、そして今。」
写真展・パネル展会場で、お会いしましょう!お待ち致しております。
11日、北上市生涯学習センター
12日、北上市さくらホール
10時〜16時まで。