2015年12月12日

熊本大学付属病院

9日、熊本大学付属病院主催の「がん看護実務研修」において、120分お話しをさせていただきました。地域の医療・介護職の皆さんも多くご参加いただいたそうで、どんどん参加の方々が増えまして、会場は立ち見も出るほどの満員でした。「ずいぶん前にお看取りをさせていただいた患者さんのことを想い出しました。」など、声を掛けていただきました。熊本県は本当にご縁が深く、故郷に帰ったような気持ちで癒されました。お世話になりました皆さまに、心より感謝を申し上げます。

Dr.のM先生、夢ハウスの管理人吉山くんの先生のN先生、熊本大学付属病院の師長さん、Aさん、そして皆々さまとのミーティングも本当に深い時間でした。MDr.とは、悲嘆について語り合いまして、ネアンデルタール人の悲嘆とクロマニヨン人の悲嘆について語り合い、更に話が深まりました。時代をワープしたような気分でしたねぇ。

昨日の納棺で、「もう一度棺の蓋を開けて」とお願いされて、蓋が開いた棺の傍で喪主さんと、ゆっくりお話ししました。「はぁ、夢なら良いのになぁ。ねぇ。」喪主さんが故人に話し掛けておられました。「「でも、やっと楽になったよ。」って、言っているような、ホッとしているような表情だね。」少しゆっくりした時間を、故人と過ごしていただきながら、想い出話しをたくさん教えていただきながら、M・Dr.と語り合ったネアンデルタール人とクロマニヨン人の悲嘆の話しを想い出していました。悲しみの中には、大切なものがたくさんあります。人には、想い出と一緒に生きる道があるということを、又昨日も悲しみの現場で深く教えていただいた気がしました。