2015年12月14日

日総研さん名古屋セミナー

昨日の13日は、名古屋で日総研さんのセミナーでした。

総看護師長、師長さんと言う管理職の、現場をよくよくご存知の経験豊富な方々が参加者の半数以上を占めていた昨日。やっぱり、カッコ良いですね、看護部長って。お話しをさせていただいて感じたのは、「いやぁ、社会の肝っ玉母さんだなぁ。」「やっぱり、コーディネート力がすごいなぁ。」「うわぁ、生まれ変わったら、こういう看護部長の元で働いてみたい。」とキラキラしてしまう自分が居ました。

看護師、介護職の皆さんの質問も患者さんやご家族、利用者さんを思う質問が中心でした。何て素敵な人たちなんだろう・・・。やっぱり社会を支えているのは、人間力なんだなぁと、とっても素直にそう思えた、昨日でした。

自分の病院勤務を振り返ってみても、はたして患者さんや家族に心を向けられていたのかと考えたとき、一緒に過ごす時間は自分の家族より多いのに、「時間が無い」とか「誰かがそう言った」とか何かしら出来ないことを言い訳に変えていた、自分とちっとも向き合えていない恥ずかしい自分を思い出したりします。そういう時間を過ごしてしまうと、大好きな患者さんが次々亡くなったとき、そういう自分を責めて、悲嘆は深くなっていた気がします。私の場合は、ですが。

今は「死」と言う世界に生かしていただいて、深い気持ちをご遺族から教えてもらったり、大切な家族を想い続ける気持ち、後悔の中にある深い愛情等々、心の移行を切実に感じさせてもらったりして、教わることが多くあります。心がつながっていることの中にある希望に沿った技術や情報の提供は、お一人お一人のとっても素敵な笑顔に出逢えます。

少しでも、皆さまの現場にお役立ていただけるように、昨日はお別れの現場を思い出しながら、私にとってもとても大切な一つ一つのことを、丁寧に大事にお伝えしました。

丸一日のセミナーでしたが、皆さまご多忙の中、会場まで足を運んでいただき、ありがとうございました。皆さまとのご縁をつないでくださった日総研さんに深く感謝を申し上げます。