2016年11月21日

花巻地区保育連盟さま講演

19日は、2回目のお声掛けをいただきました、花巻地区保育連盟さま講演を、宮沢賢治の世界に包まれながら、記念館内のホールでの講演となりました。

「笹原さん、次郎(二郎⁉︎)分かった?」
突然、保育園の先生から声を掛けられました。

思い起こせば3日前・・・湯本小学校のお話の中で、トイレの花子さんを例にあげてお話しを進めようと、

私「みんなの学校のトイレには、誰がいますか!」(私は花子さんと言って欲しかった)

一人の男の子「次郎さん!」

私「じ、じろう?次郎さん⁉︎・・・次郎さんって、誰⁉︎」

その男の子「学校のトイレには花子さんと、次郎さんが、いまーす!(めっちゃ元気一杯!)」

私「次郎さんのこと、みんなに会える次の時まで、勉強して来ます。時間をください!」

みんな「いえーい!」「はーい!」などなどの反響

ということがありました。

私「まだ、次郎さんのこと、分かりませーん。調べてみます!」声を掛けてくださった保育士さんは、湯本小学校の生徒さんの保護者だったそうです。「期待してまーす」そんな会話からスタートして、とてもステキな雰囲気に包まれながら、あっという間の90分を終えました。

講演中、こんな話しを組み込みました。

「子どもたちとする、手遊びうたのなかで「上がり目下がり目」の歌がありますね、

上がり目♬=死後変化で考えるところの、怒っているとか、怖いとか思わせるようなラインです。

下がり目♬=死後変化で考えるところの、優しく見えるラインです。

くるっと回って猫の目♬=まんまるお目々なら良いですが、それが横の真っ直ぐなラインになると、死後変化では無表情を指します。

恐らくこの歌を作った方は、もしからしたら造形心理学に長けていた方なのかもしれませんね!死後変化は、亡くなられたご本人の意思で表現されているものではなく、安置されている様々な条件が重なった時に起こる自然現象。それを「本人の意思ではありませんよ」と、死後変化を安心出来るように表情を直して、皆さんに安心していただくために、私たちが居ます。

あっという間の90分。講演終了後には、沢山の質問もいただき、大盛り上がり。

子供の世界って、やっぱりステキ!

先生方々から描いて欲しいと、絵本のリクエストもいただき、ちょっと頑張ってみようと思いました。

皆さまの益々のご活躍を、ご祈念申し上げます。ありがとうございました。