2016年11月7日

現実を見るって、どういうこと?

「現実を見るって、どういうことですか。」

最近、特に10代前半の子どもたちからの質問が多い。このブログも、若い子たちも沢山読んでくれていますので、ちょっと語ります。

「夢を持て」
「いのちを大切に」

という大人は多い。頑張っていると、

「現実を見ろ!」

と言われることがあるという。理不尽だと、彼らは言う・・・。(まぁ、そうかも。みんな、それぞれの立場でものを言うからね。相談を受けた内容から考えると、例え大人でも、決して目の前のあなたの価値観や視点から言っていないこともあるかも。その判断が大事ね。でも、ステキな大人も多いよ。)

夢を持つことも、いのちを大切にすることも、その方法を教えてもらえないのに、それをどう解釈すれば良いのか、難しいと言う。

世の中を生き抜くために、どのような考え方を持てば良いのか、分からないという。



以下、普段の私の説明法です。

うーん、例えば、私はイルカが好きですが、

「イルカに会いたいなぁ」

と思うでしょ。水族館のイルカも大好き。でも、大自然のイルカに会いたいなぁと思ったら、それが夢になるでしょ?その夢に向かって色々と動いてみて、やっとイルカに会うことが叶うと、人は次のステップに進むことがある。

「イルカと、泳いでみたいなぁ」

イルカに会えたことが嬉しくて、イルカが大自然の中を自由に泳ぐ優雅な姿を見て感動して、次のステップに進んだ時、

「あ、私は泳げなかった!」と、現実を見る。だから、泳ぎたいこと自体が、叶わない。

自分がイルカと泳げるくらいの力があれば、それは想像。

私は全く泳げないので、例え私が一緒にイルカと泳いでいる姿を想像しても、現実には溺れてしまってありえないので、妄想となります。

妄想は、想像の中でしか叶わない、現実にはありえないはずのことを思っているので、妄想となります。

(その中で自他を攻め始めると、重症になる可能性があるので、理解してくれる人に、ちょっと話してみましょう。)

でも、本当はイルカと泳ぎたい。

妄想を通過した時、厳しいけれど現実を見て、今を知る。現実を知ればそれが、目標になる。

イルカと泳ぐという目標が出来たら、その目標のために、泳ぎを覚える。では、どんな泳ぎを覚える?

先ずは、イルカにつかまって泳ぐ

次は、横に並んで泳ぐ

それから、イルカのように泳ぐ

いよいよ、イルカが私をイルカと間違えるくらいの泳ぎをしてしまう

これが、ステップです。

だけどね、現実に叶っていないので妄想傾向です。(笑)

海の中を泳ぐためには、海の知識を学ばないといけない。沖に出るためには、船に乗せてもらわないといけない。沢山の人達から、支えてもらっていることを知る。

専門的なことの教えを請い、夢が現実になったとき、夢を叶えるために支えてくれた人たちに心から感謝することを知る。自分の身を守り、色んなことに気付き、チャレンジして、振り返り反省する。それが、きっといのちを大切にすること。

生きることって、大変なこと。疲れたら、休めばいい。でも、ダラダラと休まないように、どの位休むのかを決めて休んだ方が良い。人は、楽な方を選ぶ性質があるけれど、そこには本当の幸せは無いと、私は老婆心ながら思います。

やりたいことをやるのは、誰でも出来ること。やりたくないこともやれて、夢が叶うんだと思う。スポーツ選手も、アーティストも、人の見えない所で沢山のやりたくない、みんながしたくないことをやっているから、周りに支えてくれる人が沢山いるんだものね。そして、夢を叶えたときに沢山の人が一緒に喜んでくれる。

目標が出来たら、自分でステップアップを志して、上を目指すということ。物事には、段階もあるということ。上には上がいるということ。

現実を見たとき絶望しても良いけれど、現実を見ると、出来ることも増えていく。

現実を知り、目標を見つけ、それに向けて努力を積み重ねて、実行してみる。٩( ᐛ )و

その経験をしてみると、頑張っている人を応援出来たり、見守ったりが出来るようになるものです。

いのちを大切にすること、
夢や目標を持つことは、

生きている現実を意識すること。

私「あなたが考えていることは、想像?妄想?」

子どもたち「どっちも!(笑)」

まぁ、若いときの妄想は、思考回路を育むことになるから、良いとは思います。

シュミレーションと、
イメージトレーニングと、
妄想は、

使い分けてね٩( 'ω' )و

皆さんからの質問、ありがとうございました。٩( ᐛ )و