2015年11月27日

初雪が降りました。

寒い日が続く毎日ですが、「寒くないと、野菜は甘くならないからね〜。チューリップの球根も、寒くないと綺麗に咲かないよ〜。」と、納棺の時間に農家の方が教えてくれました。日々、勉強です。

《いのち新聞》
23日は、いのち新聞の編集会議がありました。みんなそれぞれの仕事と、色々な時間を過ごし、2ヶ月に一度のペースで集まる編集会議ですが、先月と今月と合わせて4回集まりながら、ちょっと色々進めました。1月と2月にそれぞれ発行予定の記事を、じっくり話し合った23日。

現在、震災パネル展も九州大分県で開催中です。お世話になっております皆さま、ありがとうございます。いのち新聞、パネル展担当Fさん曰く「パネル展の反響を多くいただき、パネルの旅は続きます。パネルは今年は帰ってきません!」とのことです。ありがたいお話です。詳しくは、又後日、ご報告致します。

《子ども夢ハウスおおつち》
ちょっと色々と動きがありまして、25日に行ってきました。動きすぎて、お年を重ねつつある私は、少し腰痛になってしまいました(笑)みんなと、とても素晴らしく、深い時間を過ごしました。Uさまに、深く感謝を申し上げます。帰り道、雪が降っていました。いつもご寄付をいただいている皆さまに、来月に夢ハウスからお便りが届く予定です。吉山くんが現在、作成中とのことです!お楽しみに、お待ちくださいませ。いつも皆さまのご支援に、感謝を申し上げます。


会社の業務とアポイントをいただいたお客さまも続き、立て込んでいました。そして納棺の現場にも伺っていました。

〜お線香が苦手
クシャミの止まらない喪主さま。
「俺ね、実は線香が苦手なの。」納棺の現場では、基本仏式では御遺族の希望で、御線香を焚くことが多くあります。でも、たまーに苦手な中で頑張っている方も居られます。
「俺ね、蚊と一緒なの(笑)。蚊の気持ちが分かるよ(笑)」と、喪主さん。蚊取り線香と、御線香って一緒なの?後で成分を調べてみようと思った私でした。

〜国歌斉唱
「おふくろね、国歌斉唱しながら息を引き取ったんだよ。」と教えてくださった喪主さん。「小さい頃から聞いてるから、暗記しちゃったよ(笑)口伝だね(笑)」

〜筋子と・・・
「本人にね、息を引き取る数日前にね、何食べたい?って聞いたらね、筋子とタラコと、数の子ってね。さすがにそれは無理だったから、今、待たせて良いですか?」サランラップに包んで用意されていたので、お預かりしました。御本人の袖に入れました。後で教えていただいたら認知症の方だったそうで、その方がサランラップを開けて、5才くらいのお孫さんと二人で食べてました。その子の「しょっぱいね〜!」の、しょっぱそうな表情を見てみんなで癒されて、泣いていたお顔が、一瞬で微笑みに変わりました。二人で手を合わせてお参りされるのかと思ったら、「ごちそうさまでした!」って言ってました。なんともステキな、年の差ペアでした。

〜私の父、じじ(84才)のはなし
「年寄りってさ、世間では認知症だ、車の運転危ないだ、転ぶだ、耳が遠いだと見張られて心配ばっかりされて自由がない気がするんだよね。だけどさ、確実にお前より(私のこと)、俺の方がしっかりしてるよな!」確かに、間違ってない・・・。

冬の現場も、暖房が入っているので夏に負けないくらいお部屋の中が暑い!玄関前はすごく寒いけど、中に入れていただいたらあたたかい。汗をかいて、また外に出ると寒い。そして、皆さんが最後だと思っておられるので、実は納棺の現場は風邪引きさんが多いのもこの時期の特徴です。皆さま、お体を大切にお過ごしくださいませ。