2016年12月10日

四国・高知県へ

四国の高知県に行って来ました。

到着して、夕方から一般の方向けの講演。高知新聞さんのご協力をいただいたそうで、たくさんの皆さまと、ご縁をつないでいただきました。書店さんにも、お世話になりました。

震災絵日記を枕の下に置いて寝ると、亡くした家族が夢に出て来てくれました!と、報告を受けることも多くなりました。体験としては不思議なんだけど、なんか、ほんわかする内容を色々と教えていただいて、嬉しいなぁと、思っています。

翌日朝一、看護学校の授業。高知県医師会看護専門学校。校長先生が外科のDr.で、授業の前の打ち合わせの時間でしたが、これまた、どんどん話しが深まりました。外科のDr.の皆さんからは、復元は手術と似ていると言うことで、技術面でも応援していただくことが増えています。色々な情報もいただいて、有難い限りです。

そして授業終了後、そのまま飛行機に乗って帰るという、スケジュールでした。空港に向かう途中、看護学校の先生方々のご配慮で、帰りのタクシーが八十八ケ所の1ヶ寺に寄ってくださって、人生初の八十八ケ所に少し触れて、一人でジーンとしてしまいました。

【八十八ケ所巡礼】
四国といえば、八十八ケ所巡礼。八十八ケ所巡礼をされる方は、お遍路さんと呼ばれますが、お遍路さんは歩きながら、

「南無大師遍照金剛・同行二人」

と唱えるのは有名な話です。これを唱えると弘法大師空海が、共に居てくれるのだと伝えられています。

神仏と一体になる又は、迎えに来ていただいたり、共に居てくださったり、そういう言葉は実は心を澄ませば、ちゃんと存在します。

南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)
南無釈迦牟尼仏(なむしゃかむにぶつ)

などは、お年寄りがよく納棺の時間も、おまじないのように唱えています。実は、とてもステキで且つ、パワーアップ出来る言葉だったんですね。他にもいっぱいありますが。

若い頃は、色々思い通りにならないことも多くて神仏にお願い事をする傾向にあるけれど、歳を重ねると沢山の苦労を積み重ねて、物事(ものごと)の道理を理解するので、神仏への気持ちの伝え方も変わるし、感謝の気持ちで神仏に向かうことが多くなるそうです。

お遍路さんが八十八ケ所を巡礼するのですが、それは弘法大師空海が修行中に歩いた、そのままの道や遍歴を霊場として、現代に伝えられたものとされています。

四国・八十八ケ所巡礼にまつわる、色々な不思議話しがたくさんあります。何だか不思議な旅だったなと、振り返りながら空港に着きました。空港には、お遍路さんがお着替えが出来るお部屋が、用意されていました。さすがだなぁ〜と、思った私でした。これぞ、おもてなし!(๑˃̵ᴗ˂̵)

有名な観光地や霊場は、全国各地にたくさんありますが、その地で人を迎え、もてなす風習も継がれていることを、忘れてはいけないことなんだと、学んだ時間でもありました。歴史を守る、その難しさもよく知っているからこそ、私も学びを積み重ねて、そうでありたいなと縁の下の力持ちの皆さんに、又深く感謝をした時間でした。ありがとうございました。

一般講演のアンケートの感想をいただいたので、後日、ご紹介致します。