2016年12月7日

ベスト3‼︎

ご遺族からご連絡いただくことが多くある中で、最近よく話す話題をちょっと抜粋。

【後悔】
「戻らないことに対しての思い」

二度と戻らないのは、過去の時間。(あの時に戻れたら!の気持ちを持ったとき、ドラえもんが居たらいいのにという話しに、よくなります。ドラえもんが、ご遺族の気持ちを支えている⁉︎)

【意味を探す】
過去は変えられないけれど、変えられるのは自分が出す評価や価値観。(この前は、こう思っていたけど、今は、こう思う!という話しに花が咲く。時間が寄り添ってくれるのは確かかもしれないけれど、時間の中の出会いが、大きな意味を持つかも。)

【ほっとするとき】
安心を求めるなら、それに共感したり同意出来ることへの情報としての出会い、又はそういう同じ価値観を持つ人との出会い。(苦しい感情を持ったとき、苦しい経験の中でアンテナを張るから、情報が受け取りやすく、心に染み込みやすい。)

【ひと休み】
「自分のペースで、ゆっくり考えたい」

という人も居ます。色々声を掛けてはもらうけど、今はじっとして居たい。悲しみを考える流れの中では、1人で考えてみる時間って、実はとても大切です。

【知恵を得る】
気が付かなかった発見と出会うと(自分を客観的に見ることが出来るようになる)、人は、じっと考えることでエネルギーや体力を貯めているから、動けるチャンスに乗れるタイミング!そして、又歩き出す。

でもそうやって生きてみて、気が付けばそのきっかけは、悲しみが作ってくれているということ。

【スタートに戻る】
「スタートに戻ったけど、何か違うよ!」そんな意見も多いです。

スタートした場所に、いつでも心は戻るけど、ただ戻る訳ではなくて、一周してきた時に必要なことを様々に得たことを身に付けて又は、苦しいことを一つ一つを大切にどこかに置いて身を軽くして、スタートに戻っているということが、言えると思います。

こうして流れを見てみると、死出の旅路のため、送る側の私たちは亡くなられた方に、家族と一緒に着付けを行いますが(宗旨により様々な形態がある)、

歩いて、ホッとして足を止め、休んでエネルギーを貯めて、知恵をもらって、そして歩き出す。

旅(心の)をスタートさせるのは、遺された側も一緒なのかもしれないなと、思うことが多くあります。

納棺の時間は、お互いを思っていることを確認している作業とも、言えるのかもしれませんね。

【ベスト3】
私のまわりのご遺族が大好きな人ベスト3‼︎共通点は、言葉の使い方と、思いやりのある言い回し、その表現法。ご遺族の心を支えてくれます。

第3位     となりのトトロ
(肩の力を抜いて癒されながら感じる、すぐ近くにある山や川の自然の世界)

第2位    ドラえもん(希望そのもの)

第1位    水木しげるさん
(ここまで来れば、みんなの師匠的な存在)

ということで。さて、お仕事に集中しましょ٩( 'ω' )وどんど晴れ‼︎