2013年4月15日

岩手県に帰って来ました。

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名古屋は、桜が満開でした。川面には、舞った桜の花びらが浮いていて、とっても綺麗でした。観光案内をしていた人力車の男の子が、『川面に美しく浮いている今の桜は綺麗ですが、来週になると茶色くなって見れたもんじゃありません。(笑)』と、観光客を笑わせていました。素晴らしいトークだった。(笑)

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川っぷちに、何やら箱のような物が・・・覗いて見ると、

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鳥と亀がいました。可愛いかった〜。岩手県はまだ、桜は咲きません。納棺の時間には、『一緒に桜を見に行こう』と、約束していたというご遺族が多くいらっしゃいます。故人がお棺に安置された後、棺という字は『柩』に変わります。まだ安置されていない状態の空の時は、『棺』と呼びます。ま、分かりやすく『棺』を使うことがよくありますが。棺に安置された後、お顔回りの飾り付けを故人の雰囲気に合わせて、シックだったり、華やかだったり、ご家族とお話ししながら行い、最後に桜の花を飾り付けます。『一足早いね。とっても綺麗ね。』ご家族が故人に話し掛けます。先日の納棺で、『家を30件持っている』という、高齢の方の納棺に伺いました。ご家族の希望として、『家を全部棺に入れたい』と。お話を伺いながら、最終紙に書いて、お柩に入れていただきました。『お金持ちだったんですよ。』と、ご家族が教えてくれました。『一生懸命、働かれたんですね。』と、答えるとご家族『認知症だったんです。自分では、そのつもりだったみたい。最後にみんなで過ごした時間は、良い時間でした。』と、お話しして下さいました。『桜がとっても好きだったんです。』そう、教えていただいたので、造花ですが、桜の花を皆さんで入れていただきました。桜の花を見ると、納棺の時間にご縁をいただいた沢山の、一件一件のお家を思い出します。皆さん、どうしてるかなぁ、と、思っていました。あ、家と言うと沢山お問い合わせいただいた、我が家のじじの部屋をノックする22時の方の件ですが、まだ不明です。けれど、22時ちょっきりに、写真を撮ってみました。