2013年4月21日

子ども夢ハウスおおつち

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『防波堤は、あの時のまま、崩壊された状態』と、家族がまだ見付からない方々がお話ししてくれます。いつも浜に行くのは、一人で手を合わせているから。と、教えてくれました。

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現在の沿岸部の様子です。

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『どこへ行ったのかな?』『どうしてしんでしまったのかな?』大人が思うこと、子どもも、もちろん同じことを思っています。

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子どもさん達は、この日は12人集まりました。女の子、男の子、赤ちゃん。

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帰り際、藤原先生に『帰りたくない』と、泣き出す小さな子どもさん達。大事な、大切な家族を亡くして、目一杯夢ハウスで自分のお話しをしていました。とっても大事に育てられているんです。親御さん、祖父母の皆さんから、今、藤原先生は深い相談を受けています。だって、悲しいのは、大人も一緒ですもの。子どもさん達は、こうしてね、亡くした家族のお話をのびのびと、夢ハウスでしています。『子ども夢ハウスは、基本ゲームは禁止。でも、頑張ったら時々良い。』と言うルールに、藤原先生の『昨日、一生懸命頑張ったから、今日は、ゲームしてもいいぞ〜‼』の言葉に、子どもさん達は『やった〜‼』と大合唱で喜びつつも、昨日まで頑張った土の掘り起こしを『やっぱりゲームはやらないよ〜。今日も昨日と同じの土掘るのをろうよ〜‼』と、藤原先生や、夢ハウスの吉山くんの手を引っ張って、子どもさん達は自分の意志で、言ってみせたりもします。

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藤原先生が準備してくれた電子ピアノは、子どもさん達に大人気です。『うまいね〜‼』と、私が言うと、『違うよ〜(笑)ピアノが勝手に弾いてくれるボタンがあったの(笑)』と。どのタイミングでも、亡くした家族の話しは出ます。もちろん、公開出来ない話しも沢山あるけれど、本当に子どもさん等にとって、育てている養育者にとって、子ども夢ハウスもまた、やっぱり必要とされている存在なんだなぁと、思いました。とにかく毎日、子どもさん達の数かどんどん増えて、大きなお家が小さく感じる時間でした。どうやって今を生きて行くか、藤原先生と子どもさん等の真剣な話の時間は、とても貴重な時間だと思いました。そして吉山くんの人柄は、本当にすごいと思います。誠実でまっすぐなその人柄は、地域の皆さんと一つになっていました。子ども夢ハウスは、そういう真剣な夢ハウスの取り組みの中で、地域の皆さんと共に、どの地域からも来てもらえる様に、子どもさん達をお待ちしています。『子ども夢ハウス』の活動がずっとずっと続きますように、是非、皆様の温かいご寄付も宜しくお願い致します。ご依頼いただいた私が伺わせていただく講演で、企画して下さる主催者様の許可をいただいて、子ども夢ハウスの活動募金箱を持参致します。会場でも、是非宜しくお願い致します。