2013年4月26日

『怖かった』の意味

大好きだから、感じることがある。大切だから、亡くした意味を知る。『怖かった』と言った、小学生のお孫さんが感じた今までと、そしてこれからには、確実に大好きな『おばあちゃん』がいる。おばあちゃんに触れて泣き、そして大切な思い出を教えてくれる。知らない間に、おばあちゃんのことばかり考えてしまうと、彼女は言った。子どもは、ごまかして話してはいけないと私は思う。真っ直ぐな目に秘められる、その心の中に、『ちゃんと知りたい。大好きな、大切な人のことだから。』子どもさん達は言う。涙には、色んな種類があって、その涙の意味を知る瞬間の度に胸を打つことも多い。『教えてくれて、ありがとう。』納棺の帰りにもらう、子どもさん達からのお手紙が、私の宝物になり、また私の気持ちをつなげてくれた故人が、支えて下さっている気がします。ありがとうが、お互い様になるとき、心がとても温かくなるときだと感じます。振り返ると、お孫さんが言った『怖かった』には、色んな意味が含まれていたんだと思います。『怖い』が『大好き』に変わる瞬間は、何よりもおばあちゃんが安心される時なんだと、そう、感じました。