2015年7月28日

津幡町学校教育研究会様講演

35℃近い気温だった昨日。加賀百万石の、石川県の津幡町にお邪魔していました。おもかげ復元師を読んでとのことで、1年前に講演のお申し込みをいただきました。

会場に入り、私の目が涙目になった理由としては、納棺にご縁をいただいた子どもたちが、「学校に行く」ということを目標にして、最期のその日まで生き抜いたこと、一人一人の子どもたちとのお別れの時間を思い出したからです。亡くなった子どもたちが、今の目の前の光景を見たら、どれだけ嬉しいのだろう。壇上に上がった時急に、そう思い、胸がいっぱいになりました。会場には200名を超える、小学校と中学校の先生、校長先生、副校長先生がお集まりでした。(中には「わぁー!先生だぁー」って、笑顔で逃げ出す子も、いるかもしれませんが(笑)やんちゃも又、GOOD!)

90分のお話しをさせていただきましたが、その中の最も中心となったのが、大切な家族(や人)を亡くした子どもとの関わり方、お別れの時間の中での、子どもたちとの会話とその後の関わりでした。本当に、色々なことが発生しますから。

校長先生方々と、色々なお話しをさせていただきました。私も納棺にご縁をいただく中で、納棺にご縁がなくても特に小学校、中学校、高校の多くの子どもたちから相談を受けることが多くあります。夢ハウスも然り。そういうときは子どもたちを中心に、色々といっしょに考えながら、時に周りの大人の人たちと、様々に取り組みことが求められることも多くあります。

子どもたちの世界の中も又、様々な問題を抱えていたり発生したりしています。先生方々は、それを見付け、相談を受け、毎日起こる様々な問題に向き合い、その場を開拓しながら子どもたちにとってベストな道を沢山の枝の中から探してくれていました。地域が学校とどのように取り組むか、核家族化が進む現代の課題なのかもしれません。