2015年10月20日

関西学院高等部三年生

兵庫県にある、関西学院高等部三年生300名の皆さまに向けての、いのちの授業。ご多忙の中、校長先生、保護者の皆さま、先生方々も同席くださいました。

子どもたちってとても正直で、面白くない話や、分かりにくい話をすると全然聞いてくれないので(笑)、最初の五分くらいは探りながら進めます。今回も用意していたお話から、みんなが興味を示した方向へぐるんと変えて、同じ話しなんだけど、違う方向から雰囲気もニュアンスも変えてお話ししました。死は生活の中に必ず起こるので、みんなに知っておいて欲しい内容をお話ししました。最終的に、みんな身を乗り出して聴いてくれたので、今日の日のために力を尽くしてくださった、みんなへの温かい先生の気持ち、みんなに少し伝えられたかなと思いました。悲しみを経験したとき、今日の日を準備してくれた先生のこと、思い出してくれたら良いなと願いながら終えました。

阪神淡路大震災を経験した、関西学院です。保護者の皆さんも、経験されていました。お一人お一人の背景は違いますが、「今でも地震が起きると震える」と、あの時からこれまでを、お話ししてくださる保護者の方が多く居られました。東日本大震災を経験されて、家族で引っ越して、こちらの学校に入学した子も居ました。お会い出来て嬉しかったです。

どのようにこの災害を伝え、どのように自分の身を守ることにつなげてもらうのか。地元でいつも被災者の皆さんと話している内容と同じ内容で、気が付いたら阪神淡路大震災を経験された皆さんとお話ししていました。お知恵をたくさんいただきました。岩手に帰る帰り道、色々なことを思い出していました。本当に皆さまにお世話になり、心より感謝を申し上げます。ありがとうございました。