2015年10月1日

子ども夢ハウスおおつち9月

下旬に藤原代表が夢ハウスに帰って来られて、「夢ハウスに、午前中の内に行きます!」なんてお伝えしたのですが、納棺の現場が立て込んで、結局、夢ハウスに到着出来たのは夕方だった。

岩手県の今朝は岩手山が初冠雪で、朝晩はすっかり冷え込みが厳しくなりました。風の谷のナウシカのように、田んぼも黄金色になり、稲が風になびいてきれいです。今年は稲刈りが早いよと、農家の人に教えてもらった通り、稲刈りトラクターが忙しく走っています。仮設住宅も、現在は学校の校庭に建てられている所が多く、ニュースでは子どもたちの活動の場の環境を戻すため、仮設住宅から仮設住宅への移転や、住宅建設の支援も始まるそうです。

夕方夢ハウスに到着して、すり傷公園に居ると、子どもたちが色々と報告をしてくれたり、一人一人とお話が出来ました。やっぱり、夕方の風は少し冷たくなってきたね〜〜、と話しつつ、元気いっぱい走り回って遊びながらも、藤原代表がいてくれることで子どもたちのテンションも上がっていました。うーん、なかなか、良い笑顔!

藤原代表から、今後の色々なお話を伺って、また思った。「藤原先生の世界って、本当に、すごい世界だなぁ。」いかに実践していくか、いかに子どもたちの気持ちを汲み取り形にしていくか、自立に向けての現在の指標から、その向き合い方と方向性等々。

夢ハウスで過ごすの子どもたちの、福祉の精神が、これまた最近は益々すごい。そうかぁ、ここで過ごすことで養われることってたくさんあるんだなぁ〜。確かに元気いっぱいでやんちゃだし、でもそれが可愛いのだけれど、家族を亡くし、生活の全ての町を無くした所から、地域や様々な人たちに出会いながら、学校の生活の顔と、家の顔、夢ハウスの顔をのびのびと表現する子どもたちの心の中に、優しさと思いやりが育まれていることには間違いない。

未だ見つからない家族の帰りを待っているのは、大人も子どもも同じ。そういう気持ちを共有しながら、復興の文字に思いを託し、生活の一歩ずつをきっとみんなが過ごしているのだと思います。私も、用務員のお姉さんとして、子どもたちの傍に置いてもらって頑張ります。

皆さまのご支援、心から感謝を申し上げます。引き続き、よろしくお願い申し上げます。