2015年9月30日

お別れの時間の中の子どもたち

納棺の特に着付けが始まったとき、遺族である子どもさんたちから「腕相撲」「しりとり」「じゃんけん」などなど、誘われることも多くなりました。誘われ方は、以下の通りです。

「じゃんけん、したそうだよ!(え!本当に⁉︎顔に書いてあったか〜) 」

「腕相撲、してあげようか?(え?私、腕相撲したそう⁉︎嫌いじゃないよ。弱いけど)」

「じゃあ・・・、リス!(な、なんと。突然始まる、しりとりです。)」

おじいちゃんがしりとりをいつも一緒にしてくれいたと、お孫さんがしりとりを始めると、おじいちゃんに回ってきた番を、おじいちゃんの親友の方が担当してくれたとき、腹話術みたいに口を動かさなかったもんだから、「た、た、た・・・タヌキ!」みんな、おじいちゃんが話したと思ってビックリ!っと言う納棺の現場がありました。

おやじギャグを「ポエム」と教え込んでいたお父さん。息子さんが、教えられたポエムを「トイレにいっといれ!」等々披露して、お父さんの着付けをみんなで行いながら、大爆笑。「ステキな宝物を遺してくれた。」と、皆さんが泣き笑いした現場でした。息子さんは、どうしてみんなが泣き笑いしているのか、分からない。でも、笑うことが大好きだったお父さんが、みんなを笑顔にしてくれたことには変わらないと、言っていました。

今月も、たくさんのお別れのお手伝いをさせていただきました。お一人お一人とのご縁を忘れません。ありがとうございました。