2015年9月13日

日総研さん、名古屋セミナー

「新生児・小児におけるエンゼルケアとグリーフケア」の名古屋セミナーでした。

10時〜16時まで、赤ちゃん・子どものお別れの時間の中にある、特徴的な様々なことを深めて、多くの質問にも同時にお答えしながら、現場からお伝えしました。

遠くは北海道から、名古屋セミナーの会場に来てくださった助産師さんのチームの皆さんも居られて、セミナー終了後には様々に、お集まりいただいた皆さんとお話しをさせていただきました。お互いに「そういう世界があるんですね〜。」と言う話をしながら、様々なことを共有させていただきました。

今の時代の助産師さんも、子どもに関わる看護師さんも、私も長くたくさんつながりをいただいていますが、社会に向けて精力的に動いています。

赤ちゃんを産んでも、今の日本では被災地も同様に、増々出る貧富の差の中で、親御さんは踏ん張ってるのが現実。

少子化、核家族化が進む中で様々な問題の発生、赤ちゃんの成長に合わせて、育てていく環境を確認しながら整えるべく情報収集。

赤ちゃん・子どもさんを亡くした親御さんとのつながりの中で、求められる継続したケア。

様々な事情での堕胎の現場・・・。

等々。時代のニーズに合わせて使命感と向き合う皆さん。特に日本の「死」の現場には宗教観と死生観、地域によってはしきたりが直結していますから、そういう内容の質問も多い中で、日本独特のグリーフケアがあり、現場から、ご遺族の求めるグリーフケアも、エンゼルケアとセットで考えていきました。

全国各地で発生している災害と、日本の社会の中で生き抜く術を、つながりながら考えていかなければならない時代に入って来たような気がしています。

小さな赤ちゃん・子どものいのちの光を見つめ、守り続けてくれる専門職の皆さんに、頭が下がる思いでした。赤ちゃん・子どもたちが、あちらの世界できっと、安心出来る人と環境の中で、笑顔で過ごしてくれていると信じて。