2015年9月26日

仙台青葉学院短期大学

昨日は現場に走りながら、今日は早朝7時ちょっと過ぎの新幹線で、宮城県に向かいました。

仙台青葉学院短期大学の学生さん全員に向けて90分の授業。先生方々の温かい親心をひしひしと感じる中、皆さんと一緒に、いのちについて、人と人とのつながりについて考えました。

終了後、控え室を訪ねたいと先生に申し出てくれる学生さん方々が居てくれたり、会場から出ると多くの学生さんに声を掛けてもらったり、

「NHKスペシャル〜最期の笑顔〜をテレビで見て、沢山悩みが多かったあの時、私は作業療法士の道を歩むことに決めたんです!」と、涙をポロポロ流しながら教えてくれる学生さんも。「そうか、そうか。大変だったんだね、よくここまで頑張ったね」と、声を掛けながら、話しを深めていきました。偉い、偉い。

そう、私も人に支えられ、助けられて生かしてもらっています。一人で生きているわけではありません。毎日、たくさんの人に出会い、お一人お一人が生きてきた道を教えてもらいます。私の現場のことを皆さんに知ってもらったとき、たくさんの人のつながりを、一人一人の人が本来持つ温もりを知ってもらうことが出来ます。悲しみの現場から、色んなことを知ってもらったとき、様々な業種の、素晴らしいプロとしての志を高く持ってくれる、たくさんの若者たちに出会う今。

社会は、人と人とのつながりで成り立っていると思います。その中に、優しさやいたわりの気持ちがあれば、目の前の人を見守れる思いやれる気持ちがあれば、きっとみんな笑顔で過ごせるのではないかなと、思っています。

マザーテレサの言葉にあるように、

どれだけたくさんのことをしたかではなく、
どれだけ一つ一つのことに心を込められたのか。

人にたくさんのことを求めるよりも、自分が一つ一つのことにどれだけ心を込められたのか。ということも言えるのではないでしょうか。

何より私は、志しを聞かせてくれる、キラキラした若者の笑顔に励まされました。

今日の授業を、皆さんにつなげてくれた先生方々に感謝を申し上げます。皆さんとお会い出来て、色んなお話しを教えてもらって、色んなことを一緒に考えることが出来ました。とても素晴らしい時間を、皆さんと過ごさせていただいた今日に、深く感謝を申し上げます。ありがとうございました。