天気は雨。お足元の悪い中、定員が700名の会場でしたが、定員をはるかに超える皆さんが、市内外からお集まりになられ、朝早くから並んでくださった方もたくさんいらしたと、伺いました。
一般講演のときは、会場の定員以上お集まりいただくということが、実は本当に多くあります。なので、最初予定していた会場から、別の会場に変わることもよくあります。皆さんが、大切な家族を想う気持ちを、会場にお持ちになります。企画者の皆さんから、相談いただくこともあり、できる限りお入りいただけるようにお願いします。会場にお入りいただけない皆さんは、入り口ホールや別の会場にスクリーンを出していただいて、講演を聞いていただけるように、企画者チームの皆さんがセッティングしてくださることも、たくさんあります。企画者の皆さんが整えてくださった環境の中で、大切なご家族を想う時間を、ゆっくり過ごしていただけますように、と言う思いです。
今回は講演前の事前取材と、終了後の取材の記事を神戸新聞さんが、
宍粟市社会福祉協議会の、そのチームの皆さん、10周年記念式典のための役割に御尽力された多くの皆さんの普段からの関わりとネットワークから、
当日の講演時の舞台袖にも、縁の下の力持ちの多くの皆さんが、講演を力一杯支え、一緒に作り上げてくださいました。そして、会場の全ての皆さんと気持ちを共有させていただき、本当に素晴らしい時間でした。
講演終了後の書籍のサイン会にも、たくさんの方が並んでくださって、多くのご遺族の皆さんに参加いただいていたことを知りました。お一人お一人の亡くなられた、大切なご家族の想い出を丁寧に教えてくださって、
「亡くした息子といっしょに講演を聞いて、なんだか会話が出来た様な気持ちでした。」
「亡くなった女房のことばかり考えていたんだけど、それで間違ってなかったことが分かって、ホッとした。」
「夫がね、娘の夢には出てくるのに、私の夢には出ないんです。今日、講演を聞きながらね、私怒ってばかりいたから、出てこれないのかと思ってね。夢に出てくれれば、優しくしてあげるのにって、思いました。優しく・・・、多分ね(笑)」
本当にたくさんの皆さんとお話し出来て、私もいっぱい力をいただきました。お話しをさせていただきましたお一人お一人のこと、社協さんに報告をしました。社協さんは、さすがですね。お一人お一人を、ちゃんとご存知でした。悲しみを力に変えて、地域を守り、作ってくださっているお一人お一人ですと、伺いました。
一番心に残ったお話がありました。
「残念だ、残念だわ!私の手料理を食べさせてあげられないのが、残念だわ!」年配の女性の方に声を掛けていただき、
私「そんなに言われたら、ウ〜ん!食べたいです!」
年配の女性「私ねー、お料理上手なのよー!だから本当に、残念だわ!今度は私のお料理を食べに、また宍粟市においで!ね!」
笑顔もとってもステキな方でした。本当に、皆さんにお会い出来て、嬉しかったです。大変、お世話になりました。ありがとうございました。私は年配の女性に、うっかりメニューを聞き忘れてしまい、そればっかり気になってしまった1日でした(笑)
さて次の出張先に、準備をして向かいます。