2015年9月18日

愛知県看護学校授業

今日は愛知県加茂看護専門学校の皆さんに向けて、90分のお時間をいただいて、お話しをさせていただきました。以前、同じ市内の看護学校さんでお話しをさせていただいたことからつながる、ご縁とのことでした。

社会の中でとても頼られる立場である職種の一つ、看護師さん。学生の今のうちに出来ることを含めて、私がお手伝いさせていただくお別れの現場から、皆さんに伝えられることを課題の中心として、皆さんと一緒に考えていきました。

私が現場でプロのスイッチをオンにしたときに、意識して気を付けていることは以下の3つです。と言うお話しからスタートしました。おもかげ復元師の中にも書かせてもらっていることですが、

知りたいことと、
知らなくてはいけないことは違うこと。

私たちも目の前の人たちも、
使命は一人一人違い、
それが一人一人の生き方につながること。

絶対に聞き逃してはいけない言葉と、私たちは出逢っているということ。

学生さんの中には、看護学校に入る前に「おもかげ復元師」を読んでくれていたと、だから今日の授業が待ち遠しく感じていたとお話しをしてくれる学生さんもいました。みんなそれぞれに、色々な人生経験をして、医療の道を志す人も多いですね。

何より、「死」を特別視せずに人生そのものとして人生の最期の時間として大切に捉えて、皆さんに今日の授業の時間を作ってくれた教員の先生方々に感謝ですね。

副校長先生は、ER(救命救急)の現場を含めて30年医療の現場に居られたと、教えてくれました。その先生方々の気持ちは、医療の最前線の現場に立ち、一人一人の人生に寄り添い、患者さんの記憶と共に生きてきた人生経験を、今は皆さんの指導に当たり、第一線で心に寄り添える看護師として育てる、教育に捧げる信念。違う方向からでも、患者さんに寄り添う気持ちは変わらず、〝現場に居たからこそ、現場に一緒に入り指導していくこと〟を含めて、社会貢献として奉仕されている姿、先生方々のその教育者としての思いに、私はとても胸を打たれていました。

皆さんとお会い出来て、お話し出来て、本当に素晴らしい時間でした。心から感謝を申し上げます。ありがとうございました。皆さまお一人お一人のご活躍を、お祈り申し上げます。

私も気持ちを集中させて、明日は現場に向かいます。