2016年2月13日

日総研さん、仙台セミナー

現場の中のグリーフケア(悲嘆の援助)と種類や仕組み、つながりを含め、医療・介護職の皆さまに向けて10時〜16時の1日セミナーを務めさせていただきました。

東北6県エリアからお集まりいただきました、本日の仙台の会場。遠くは、静岡県から!お越しになられた方も居られました。

岩手県にいるときは、ほぼ現場をつなぎながら走っています。先日の納棺では「本人のマイナンバーカードって、棺に入れた方が良いの?」とご遺族に聞かれてみたり、「私は、生きてますか?生きてる人も、誰かがあなたは生きていると証言してくれないと、不安になりますよね。」等々、現場でのご遺族の心情をお伝えしました。私たちは誰かが認識してくれたり、評価してくれたりして生きていることが、当たり前になっているのかもしれませんね、等々のお話しも組み込み、進めました。「本当だ〜!」なんて声も、上がっていました。

様々な体験談の中から、皆さんの現場に活かしていただけるように、技術面を含めてのセミナーとなりました。

恒例のセミナー終了後のサイン会には、沢山の方が並んでくださって色々と皆さんの現場の貴重なお話しを伺いました。特に東北エリアは、今も東日本大震災と生活が重なっていることが多くあります。そうじゃないことも、あります。時代が経験した社会の中に生きる一人一人として、これからを考えていかなければならないことも、実はたくさん存在しています。

グリーフケアのセミナーは、残すは岡山県と福岡県の2会場で、終わります。春からは、新講座で又、全国の会場を回ります。皆さまにお会いできること、楽しみに致しております。