2016年9月9日

児童養護施設で、いのちの授業

児童心理治療施設という児童養護施設に、いのちの授業に来ていました。先生方々からの熱く深い思いを受けて、片道約、8時間。

使ってはいけない言葉が沢山あるので、本当に色々悩みながら、今日の日を迎えました。

初めての児童養護施設での、いのちの授業の依頼に、色々と悩んだ時間の中に、自分と向き合うきっかけも沢山もらっていました。

子どもたちのいのちを、沢山の人たちがつながり、助けてくれました。

生きるために、死の世界から「生」を伝えること、お話しししながらも、一つ一つの言葉をフィルターにかけながら、言葉を変換しながら、みんなの表情を見ながら、伝えていきました。

終盤は大変な盛り上がりになり、帰りには子どもたちが追いかけてきて見送ってくれて、普段、施設の中での生活が、一人ひとりに寄り添われての時間であることが、子どもたちからの言葉や表情から、よく分かりました。素晴らしいです。

全国各地のいのちの授業に伺うと、児童養護施設で育っているよと、授業が終わって歩いていると追いかけてきてくれたり、校長室まで会いに来てくれたり、子どもたちから教えてもらうことも、たくさんあります。彼らは

「色んなことがあって、たくさんの苦しみがあったけど、今は幸せなんです!(後略)」と、話してくれます。

「目の前にある出来ないことを見付けて落ち込むことは決して悪いこととは思わないけれど、その中でも出来ることを探して、チャレンジしてみよう!きっと、一人ひとりにしか出来ないことがある。」

私の落ち込んだ体験談などを踏まえて、お話ししました。質問も沢山出て終わらす、知りたいことがたくさんあることも教えてもらいました。

「自衛官になりたい」「警察官になりたい」と、夢を持つ子供たちの中にある目的に、胸がいっぱいになりました。

たくさんの人たちの愛情を受け、育っている子どもたちのキラキラした目に、元気をいっぱいもらいました。授業の中で、

私「私は、何歳でしょ〜〜ぉ?」

子どもたち「23歳!」「28歳!」「19歳!」

私「よし(私、まんざらでもなく御満悦!)、そうやって上手に世の中を生きるんだよ!」

みんな、爆笑!

という一コマもありました。そして終了後に駆け寄って来てくれた子どもたち。

「生きることで、笹原さんが思う一番大切なことってなぁに?」

私「よく寝てね、」

子どもたち「うん!(大きくうなづく)」

私「よく食べてね、」

子どもたち「うん!!(キラキラした、まなざし)

私「・・・いっぱい、ウンコする!」

子どもたち「えーー⁉︎ウンコ〜〜⁉︎(笑)」

私「そうだよ!ウンコ大事!(笑)」

子どもたち「はーい!(元気いっぱい手をあげる)

この三つが出来るということは、実はストレスや心のコントロール等々が安定していることです。そうしたら、人に優しくできるからね。全ての基本です!笹原さんは、応援しています!

「岩手県に遊びに行くから!」
「また、会いたい!」等々、

子どもたちの笑顔に、見送ってもらいました。今回は施設名と、子どもたちの人数などは控えさせていただいます。ご了承下さい。