2013年6月11日

7日は引き続き、綜合ユニコムさんの講習会でした。

「知識」「技術」「マインド」を高める、【参加型納棺】実務講座、葬儀社担当者・納棺スタッフのための【状況別ご遺体処置】と【死化粧】のポイント(第8回)こちらも、三月の定期講習会が満員のため、同じく東京会場で追加開催でした。

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前日のセミナーを受講していないとなかなか難しいのですが、前日のステップアップとして、非常に難しい特殊ケースの復元項目が特に多いことにも関わらず、皆さんが本当に真剣に取り組まれていました。でも、疲れてしまうのか、時々魂が宇宙に向かってしまう方もいらして、「もし、も〜し!」と声を掛ける場面もありました。「今、魂は何処へ出掛けていたのですか?」と伺うと、こう答えられました。「葬儀社に入った10年前に、どうしても戻してあげたかったお年寄りが居ました。孤独死で、ご家族も居なくて一人だったんだけど、その時に僕は目の前のおじいちゃんの家族だと思って傍に居させてもらいました。死後変化で表情も、腐敗で色もすっかり変わってしまった、そのお年寄りを人生の最期にどうしても戻してあげたかったんです。昨日の講習の後に夢の中でそのおじいさんが出て来て、今、自然に記憶があの時に戻って、昨日と今日習った内容で記憶の中で復元をしていました。」と、教えてくれました。みんな現場で故人との出会いの中で、後悔や尽くせなかった悔しさを持ちながら、やっぱり育ててもらうんだよね。と、受講された方がおっしゃっていました。東日本大震災で消防団としてご遺体の捜索に当たられていた葬儀社さんも、みんな仲間になって、様々に感情の共有をしたり、共に支え合って今日の講習を励ましあって挑まれていました。そうです、励まし合わなければ頑張れない程、とても難しい講習内容ですから、皆さんのつながりは大変深くなられたようでした。引き出しを一つでも多くお持ちいただいて、現場で即活用していただけるように、お伝えしました。本当にお疲れ様でした。皆様のご活躍を心から御祈念申し上げます。ユニコムさんにも、大変感謝です。いつも、ありがとうございます。

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今度は、今月の横浜パシフィコで行なわれる「フューネラルビジネスフェア2013」でお会い出来ること、楽しみにいたしております。宜しくお願い致します。