2013年6月17日

青森県十和田市桂水晴山獅子舞保存会公演

子ども夢ハウス企画、青森県十和田市から、桂水晴山獅子舞保存会の皆さんが片道五時間を掛けて、三回目の被災地公演においで下さいました。一カ所目は、吉里吉里仮設住宅で、こちらへの晴山獅子舞保存会の皆さんの訪問は三回目です。

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皆さんが、獅子頭に噛んでもらうため、長い長い行列が出来ました。病気がちだとお話しされる方は病気平癒、先日、船が復活された方は「毎年ね、神楽の舞で祈願してもらっていたから‼」と、お神酒を奉納されて大漁祈願、こちらの地域は元々神楽や民俗芸能が盛んな土地で、皆さんのそれぞれの思いを天に届けていただいた時間でした。

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そして、子ども夢ハウスの吉山くんも獅子頭にカプッと噛んでもらいました。獅子舞が始まる時間には、こちらの仮設住宅の皆さんと吉山くんが一緒に住民の皆さんに声掛けに走ってくれました。子ども夢ハウスの本日のお留守番は桜の社長室長の菊池がしていました。( ´ ▽ ` )

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大槌町は未だ400名以上の方が行方不明と言われており、現在も家族が見付からない皆さんと一緒に、沖に向かい手を合わせました。

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今日の海には山瀬が掛かっていました。幻想的な風景でした。

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次に安渡(あんど)の仮設住宅での公演。本日の三公演目です。仮設住宅に住む赤ちゃんが、お囃子の音色に合わせて、手や足をリズムに合わせてノリノリでした。可愛かったぁ。学校公民館館長さんに、大変お世話になりました。

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そして、子ども夢ハウスで公演。最初は玄関、

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次は夢ハウスのお部屋の中で、子ども達全員が頭を噛んでもらいました。( ´ ▽ ` )

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そして、仏師白舟さんが夢ハウスの子ども達のために彫って下さった「お地蔵さま」に拝んでいただきました。(詳しくは、子ども夢ハウスの吉山くんのブログをご覧下さい。)吉山くんに、「仏様ってね、必ず目が合う場所があるんだよ。白舟さん、どの位置にしてくださったんだろう?」二人で色々位置を探ってもなかなか、お地蔵さんと目が合わない。「あ!ここだ‼」見付けたその目の合う位置は、子どもたちの目線に合わせて下さっていたことに気が付き、また、感動してしまいました。綺麗なお地蔵さまの目は、優しく、そして強い目でした。Kくん、ありがとうね!

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本当にこの度の公演も、非常に温かく、心の込もった、心に残る公演でした。心から、ありがとうございました。