2013年10月6日

兵庫県介護支援専門員協会 様 講演会

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淡路島に掛かる橋、明石海峡大橋を電車の中から眺めながら、「おぉ、この橋がギネスに認定された、世界最長の吊り橋と言われる橋なんだ〜」と感動しながら、講演会場に向かいました。

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兵庫県介護支援専門員協会様、「県民フォーラム」にて、県民の皆様と、医療、介護職の皆様に向けて、約二時間の講演をさせていただきました。会場には、阪神淡路大震災を経験された被災者の皆さんも多く出席して下さり、様々な経験の中からの情報と知恵と、私たち被災地に向けて、温かいエールを送ってくださいました。講演前に、役員のケアマネージャーの皆さんから、阪神淡路大震災の時の経験談を教えていただきました。皆さんは直接的な被災者でありながら、支援を続けられたこと、「初期初動」とその後の動き、移行活動、そして今。町づくりのために必要なことの一つとして「福祉の精神」の話が出ました。福祉の人だけに、福祉の精神を持ってもらおうとするのではなくて、そこからつながり、みんな一人一人が福祉の精神を持ち、まわりの人たちと関わって行けることが、やっぱり望ましいのではないか、と、私も思います。声を掛け合うこと、誰かと誰かをつなげること。プロに関わってもらうこと。どれも比べられない位大切だから、一つ一つを大切にして、「意識して」つながりたい所です。

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私が泊まったホテルは、三の宮にあります。阪神淡路大震災の時は、震度7で、当時この辺りは壊滅したと教えてもらいました。

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温泉を利用した「足湯」が町の真ん中にありました。憩いの場なのだそうです。たくさんの方が利用していました。

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今は世代交代の真っ只中だと、教えてもらいました。町が戻ったように見えたり、復興を遂げたと言われても、家族を亡くした人の気持ちが、あの時のままの方も沢山居るのだと、人に出逢い、支えてもらって生きている人たちも多いのだと、亡くなられた家族の想い出を胸に生きられていること、様々に教えてもらいました。6000名以上の方が被災して亡くなられ、戦後最大規模の災害と指定された阪神淡路大震災。阪神淡路大震災の消防庁の発表を見ながら、色んなことを考えました。今、抱える沢山のことを一つ一つ考えられた時間でした。大変、お世話になりました。ありがとうございました。