2015年1月10日

春の七草

セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ

1月7日に、春の七草として食すお粥です。で、私は今年はすっかり忘れていました。旧正月の1月15日に春の七草を食す地域もあり、春の七草の種類も地域により、少し異なります。

昔は薬草として大切にされていた文化でもある、春の七草。昔は栄養のあるものをなかなか取れなかったので、春の七草で栄養のバランスを取っていたと言われています。

お正月から働き詰めの女の人が、やっと休めるのも、地域により異なりますが、1月7日(又は、地域により1月15日)とされていたそうで、手の掛からない食事を、でも体に栄養のあるもので、前の晩に仕込みをして、翌日の7日に春の七草を食べていたとも言われています。女の人が、やっと正月を迎えられるのも、昔はこの日だったそうです。

スズナはカブで、スズシロは大根。昔の呼び名と今の呼び名は違うけれど、薬草の一種だったことには、小さな頃は驚きました。

昔から風邪や流行り病で大変な時期と言われるのが、寒い時期。薬草を食す春の七草の伝統は、よく考えられた文化だなぁと、しみじみ思っていました。が、春の七草をすっかり忘れていましたので、これから食したいと思います(笑)。