この時期ですから、風邪で学級閉鎖になっているクラスもあるということで、校長先生から伺いました。校長先生は、山岳部顧問と言うことで、過去に高校生の皆さんととキリマンジャロに登ったこともあるのだそうです。ひゃー、すごい!
復興教育授業の中では、皆さんのすぐ傍にある誰もが知っている?「死」の存在から、色んなことを一緒に考えながら、東日本大震災について、お話をさせていただきました。
時間の経過とともに、課題が少しずつ移行しています。今は、今発生する、一つ一つのことに対して、東日本大震災の記憶から、今を考えて行きます。今は、未来につながっていること。
東日本大震災の深い嘆きから、今発生する嘆きとのつながりや、被災して亡くなられた方が遺して下さったことを、防災意識につないでいきました。
東日本大震災発生当初、自分で判断して決めて行かなければならないことがたくさんあったこと。それから、安置所の中での人のつながりで、私も続けさせていただいたこと、安置所の中での警察の皆さんの姿、捜索して下さった皆さんのこと、安置所の中の悲しみについて、皆さんにお伝えして、一緒に考えていきました。
帰りの玄関で、校長先生と副校長先生がお見送りして下さった時、生徒さんたちが走って来て、お見送りをしてくれました。
「一番心に残ったお話は何ですか?」
と私が質問すると、
「震災絵日記です。」
と、答えてくれました。
亡くなった方々のことを描いた、東日本大震災おもかげ復元師の震災絵日記から、復興教育授業の中でお話をしました。亡くなった方々が、生きている人たちを支えてくれている瞬間に又、出逢えて胸が熱くなりました。死は、終わりではないと言うことを、教えていただいた時間でした。
図書館に、おもかげ復元師と震災絵日記を置いて下さっていると言うことで、副校長先生が生徒の皆さんに、復興教育授業終了後にお話し下さいました。
ご縁をいただいた、校長先生と副校長先生に、復興教育授業の準備などに御尽力いただいた諸先生方に、心から感謝を申し上げます。ありがとうございました。
非常に仕事が立て込んでおり、プログが遅くなってしまったこと、楽しみにして下さっている皆さんへ、お詫び申し上げます。ごめんなさい。