大槌町に入り、年末の風景と又変わっていて、どんどんかさ上げ(土盛り)が行われていました。たくさんのダンプカーが町の中を走り、目に見えてかさ上げ工事が進んでいる気がしました。
復興に伴い引っ越しの決まった子たちも居て、夢ハウスに居た私の携帯に、たまたま藤原代表から電話が。クッソー(子どもたちが藤原代表を、そう呼んでいる)とお話ししたいと、男の子が電話に出ました。
「クッソー、元気?無理してない?体、大事にしないとダメだよ。」
普段は走り回って、やんちゃなんだけど、何となくクッソーに甘えていました。クッソーとこの子の会話は、しばらく続けていました。クッソーは、町の復興計画の大変さも、保護者の皆さんの心情も、子どもたちの気持ちも、知っています。クッソーと話をしながら、少しずつ表情も落ち着いて来ていました。
「クッソー、ぼくさぁ、又さぁ、クッソーとみんなと旅がしたい。」
そんな話の流れになっていました。「復興」に関わる側の全ての当事者としてみれば、覚悟と決断の連続です。住み慣れた仮設住宅からの引っ越し、今の生活からの引っ越し、生活のリズムが変わることは、本当に大変なことです。それでも通達する側も、受ける側も、覚悟と決断の連続なのです。「復興」と一言で言っても、一人一人の生活も大きく関わることですから、みんな慎重です。
子ども夢ハウスには、更に通って来てくれる子どもたちも増えて、翌日に始業式を迎えるということも手伝って、終わっていない宿題に頭を抱えている子も居ました。(可愛いっ。でも、思い出すなぁ〜、私の小学生の時もそうだった(笑))
子ども夢ハウスの子どもたち、背丈もグンと伸びて、成長を感じる時間もありました。今年はみんな風邪を引かず、春を迎えられますようにと祈りながら、帰ってきました。
皆様のご支援、ご寄付に心から感謝を申し上げます。