2015年1月5日

マザーテレサ

ふちょっと用事があって、以前看護学校の副校長先生だった方に電話をしました。年輩の女性ですが、体調を悪くされていたので心配もあり、

「もしもし〜、先生ですか?」
「あら、笹原さん!」
「体調、大丈夫ですか?」
「大丈夫よ〜!今、インドのマザーハウスに来てるのよ!」
「え〜!インド〜〜?」
「おもかげ復元師と、おもかげ復元師の震災絵日記、シスター方がちゃんと大切にしているわよ!」

だいぶ心配しましたが、とってもお元気でした(笑)実は3年ほど前に、インドから、マザーテレサの右腕を30年されていたシスターKと、日本のマザーハウスのシスターと四人来てくださって、お世話になったことがありました。戦争のこと、戦争のPTSDのこと、マザーテレサのこと、知らなかったことばかりで、驚きの連続で、色んなことを教えていただきました。何より、皆さんが4ヶ国語を話せることに驚いた私。むかし母に「言い訳や文句ばっかり言ってないで、未来の自分のために勉強しなさいね!」と言われていたことをフッと思い出しました。そうだ、私も学ぶことを怠らないようにしようと思った時間でした。お手紙をいただいていたのに、お返事を書けていなかったので、

「シスターKに、よろしくお伝えいただいて宜しいですか?」とお願いしました。

あの時岩手県の安置所の中で、シスターKが言いました。

「マザーテレサが生きていたら、きっとここに来ていたと思います。復元の、手伝いをしたいと申し出ていたと思います。」

「マザーテレサが大切にしていた言葉があるのよ。

どれだけ
たくさんのことをしたかではなく、
どれだけ
一つ一つのことに心を込められたのか

マザーテレサが生きていたら、そう言っていたと思います。」

先生(以前は看護学校の副校長先生でした)マザーテレサとシスターKと、30年以上もお付き合いがある方で、とっても素敵な方です。日本ではハンセン病の患者さんを、ずっと現場で支えて来られた方でもあります。

シスターKが被災地からインドに帰られる時、「お土産は、何が宜しいですか?何かお持ちいただきたいのですが、悩んでいました。」と正直に伺いました。「笹原さんが描いた、絵日記が欲しい。」その時は、途中まで書いていた絵日記。今は、おもかげ復元師の震災絵日記として、ポプラ社さんから出版させていただいています。本にしていただいた時に、インドのマザーハウスのシスターKに、持って行ってくださった方が先生でした。

シスターKが、「戦争の地雷で、目の前で親を亡くした子どもたちが沢山いてね、その施設がマザーハウスにあってね、その子たちに読み聞かせをしたいの。」と、おっしゃいました。

先生とお電話をさせていただいて、過日のことを、しみじみと思い出していました。私の車の中には、マザーテレサの本が子ども用と大人用と数冊入っています。

愛されるよりも愛することを

言葉に気を付けなさい
それはいつか、行動になるから

成功すると、
不実な友と本当の敵を得るでしょう。
それでも、成功しなさい。

等々、マザーテレサは名言を遺しています。マザーテレサの生涯や、名言の本は沢山あります。悩んだり、くじけたり、何もやる気が起きない時、読んでみてはいかがでしょうか。とても生きる力が湧いてきます。

御遺族の立場の方を車にお乗せすることも実は多いので、持っています。車の中で読まれている方も多いですよ。なんたって、安全運転ですから、私。マザーテレサの言葉には、素敵な言葉が沢山あります。

さて、今日から5泊6日のマンツーマンセミナーです。九州からお二人見えられます。頑張りましょう〜!