2015年1月26日

岩手県看護教員協議会冬期研修会

24日は、岩手県看護教員協議会の冬期研修会にお声掛けいただきました。

岩手県内の看護学校の先生方々の研修会です。そうです、皆さん看護師さん。

県内も、看護学校の講義にずいぶんお声掛けいただきました。私が非常勤講師を勤めさせていただく看護学校の先生方々もいらっしゃって、

「あ!どーも!」
「学生さん、お元気ですか?」

なんて、たくさんの先生方々とご挨拶と、講義後の色々なお話をさせていただきました。とにかく、一生懸命の学生さんばかり。東日本大震災後に、避難所で看護師さんの活躍を見て、支えてもらった子たちが憧れ、看護の道を目指していることを多く教えていただきます。もう、飛び切り可愛いです。

先生方々も、とってもとっても素敵な先生方々ばかり。涙もろく、学生さんのために深く悩まれ、愛情いっぱい。プロとしての厳しさを持ち、時間の使い方がとても上手。そう、いのちの現場は非常に、厳しいのですよね。

普段は学生さんにお話をさせていただくことが多いのですが、今回は先生方々だったので、普段講義ではお話しない内容を、じっくりお伝えしました。

先生方々にお話をさせていただきながら、今、この時間にここに居させてもらえるご縁は、亡くなられた方がつないでくださったご縁なんだなぁと、しみじみ感慨深く胸が熱くなった時間がありました。

今年に入り、「あの世」について、随分話題に上りました。あの世の存在は、遺された人にとってはきっと、未来なんだなぁと、深く感じた時間です。

講演では、こんなお話をしました。納棺の現場で遺された家族が、「死んだらどこへ行くの?」と聞くことがあります。それまで何も話さなかった、腰の曲がったおばあさんが突然、

「あの世だよ。三途の川を渡るんだよ。泣いてても良いけど、あんた達が応援しないと、本人も頑張れないよ。」お年寄りが言うことに、みんなも頷きます。涙を拭い、目の前の大切な家族に向き合うとき。お年寄りは、まるで行って見てきたかのような、三途の川の話を続けます。私は聞きました。

「お詳しいですね!もしかして、三途の川に、行かれたことがあるのですか?」と伺うと、

「いんや、ある訳ねぇべ!ワッハッハ〜!聞いた話なんだよぉ〜!」

「やだ〜!あー!びっくりしたぁ(笑)すごい説得力があったよ〜〜!(笑)」←遺された家族の言葉。

おばあさん曰く、
「死んだからって、日常にある大切なことまで失くす必要はないんだよ。好きなら、好きなままでいいし、心配も、し続ければ良い。全部切ってしまわなくて良いよ。しかも、自分からね。あの世は、あるかないかなんて、誰も分からない。そういう、あやふやなことを、どうして昔の人がずっと大事にしたのか、考えてごらんね。それから、みんな御先祖さんの仲間入りをするんだよ。大丈夫、大丈夫。」おばあさんの問いは、深かった・・・。

皆さんとのご縁に、感謝を申し上げます。

ありがとうございました!