2013年8月29日

飴玉をくれたお年寄り

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 今日、飛行機に乗っていて思い出した。震災の時に安置所で、お年寄りから飴玉をもらったことがあった。復元が終わって安置所を出ようとした時に、始めて会ったお年寄りが、何も言わずに飴玉を私の手に握らせてくれた。「え?いただいて良いんですか?」と伺ったら、うんうんって頷いていらした。「そんなに優しくされたら、私、泣きますよ。」って言ったら、うんうんって。復元師とご遺族から呼んでもらえるようになって、不動の心を身につけすぎたのか、なかなか私の心中を察してもらえることは先ず、少ない。と、そんな中で飴玉をもらったら、なんかもう、すごく嬉しくて感動しました。あのおばあちゃん、元気かなぁ。と、飛行機から見える雲を見て、急に思い出しました。お年寄りのあの優しさって、何処から来るのだろう?お年寄りって、何だかすごいなぁ。そういう、人の気持ちを大事にするお年寄りになりたいなぁ、と、素敵なお年寄りに出逢う度に思っている、今日この頃でした。(´・_・`)