2013年8月21日

黙祷について、最近よく考えます。

「東日本大震災を語り続けること、「継続は力なり」なんだよ。」先日亡くなった方が、そう言い遺して逝かれました。逝かれると、今までの時間が想い出に変わる瞬間があります。悲しいし、嘆くし、私の気持ちも大変なものです。生前、「一緒にあの世に行こうか?」と、いつも笑わせて下さって、死についてもずいぶん語り合いました。とても大切な事を沢山遺して逝かれました。全部の記憶が、今は宝物です。「夢に出てあげるから、淋しくないよ。」いつも、そう言って下さっていました。23日のNHKスペシャルは、まさにその「夢」について。東日本大震災でご家族を亡くされた皆さんが、亡くされた家族の夢を見ると、そうおっしゃられる方が多く、その特集なのだそうです。出演する一人に、「いのち新聞」の活動のメンバーの一人、川村くんが出演させていただきます。彼が経験した東日本大震災と、子どもさんたちを亡くしたお父さんの気持ち、彼はお父さんの代表の一人として、きっと色んなことを映像を通して伝えてくれると思います。「いのち新聞」のメンバーの一人、沿岸出身の伊藤先生と話しながら、「ずっとみんなで力を合わせて、活動を続けて行こうね。」と今日も話していました。9月11日は震災から二年半。その日は小学校でいのちの授業です。11日は、いつも黙祷を意識している日で、授業の開始時間は2時からなので、2時46分は可能であれば小学生の皆さんと黙祷をさせていただきたいと思っていました。黙祷後の(2時46分の後の)一時間は津波が来た時間です。いつも被災地、被災者の皆さんと、その話になります。その時間も意識しながら、考えていきたいと思っていました。さて、先日亡くなった大切な方。私の夢に出て来てくれるのは、いつかな?「本当に逝かれて、あんなに死についても話し合ったのに、やっぱりとても淋しかったです。逝かれた後に色々、本当に沢山考えていました。そして考えて10日目、気が付きました。遺してもらえた知恵と優しさがあるから、私もそちらに逝くまでは、こちらで教えていただいたことを胸に、一生懸命頑張ります。まだまだ忙しいでしょうから、気長に待っていたいと思います。きっと、夢に出て来て下さいね。この思いが、お空の上に届きますように。」