2013年8月13日

子ども夢ハウスおおつち「夏」

いつも皆様の応援、ご支援、ご寄付に心から感謝申し上げます。服装もすっかり真夏の子どもたち。前日は碧祥寺にサマーキャンプで大はしゃぎだったらしい〜‼子どもたち。私は仕事の都合で、夜遅くなってから、子どもたちが寝静まった頃に、お寺に到着でした。みんなで色んなことを話し合いながら、なんと帰ったのは、夜中でした。今回、「いのち新聞」の記事記録として、子ども夢ハウスおおつちにて、高校生2人が藤原茂さんに取材をお願いしました。

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快くお引き受けいただき、取材中は子ども夢ハウスに訪れる数々のお客様の多さに圧倒⁉されながら、前日は西和賀でサマーキャンプだったので、大槌町に帰って来てから解散したはずの子どもたちが又、夢ハウスに集まり⁉「今日は解散したはずなのに、子どもたちは本当に夢ハウスが大好きなんですね!」の言葉が飛び交う中、来客で何度も取材が中断しながら、お客様の対応が終わるたびに取材を再開して下さって、藤原茂さんが高校生2人に色々な苦労と、その向き合って来られた道のり、そして夢ハウスへの思いを教えて下さいました。2人は藤原さんのお話を夢中で聞きながら、感動したり、大爆発したり、ノートは記録でいっぱいになりました。どんな記事になるのかな?楽しみです。被災地各地を自分の目で見て、感じて、月命日の11日の訪問だったこともあり黙祷を捧げさせていただき、様々な経験をした高校生2人。「大学生になっても、大人になっても、子ども夢ハウスにお手伝いに来たいです‼」と2人は言っていました。

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先日の仙台の市民公開講座を聞きに来て下さったご夫婦が、小さなお子様2人を連れて、仙台から青森に帰省する途中に、大槌町の子ども夢ハウスに差し入れを持って寄って下さいました。震災で大切な家族をお空に送ったKくんが「おいで〜」と子どもさんに声を掛けると、

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お父さんが「ムギューってしてあげなさい〜。」と子どもさんに声を掛けると、なんとKくんの胸に飛び込んだ後、ムギューってしてくれました。なんともお盆のこの時期に、お墓参りをした直後に、月命日のこの日に、Kくんにとっては最高の時間だったに違いないですね。「僕、嬉しいっす( ´ ▽ ` )」Kくんの笑顔は、周りのみんなにもよく伝わりました。これから子どもさんを亡くしたお父さんの代表として、本当に様々に悩みながら自分の道を踏みしめて歩いている、自分の人生を一歩ずつ大事に歩いているKくんの応援も是非、宜しくお願いします。

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子ども夢ハウスの隣のお家に産まれた仔猫たちは、今やみんなのアイドルです。小さな動物達とも、吉山お兄ちゃんに色々教えてもらって、少しずつ上手に付き合えるようになっている子どもたち。「可愛いね〜‼」「本当だね〜」と言葉が飛び交っていました。

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夢ハウスで子どもたちが自分で作った「ゴム飛行機」、外で遊ぶ場所がなかなか無い中で、いつもの駐車場で飛行機の飛ばしっこ。「あ、おばあちゃんが迎えに来たよ‼」「あ、おばあちゃんに遊びに行って来るって言うの忘れちゃった。」「あ、それ、まずいかも。みんなで謝ろう。」「吉山お兄ちゃんが怒られちゃうかもよ。」「それは大変だ!」そして、みんなで「おばあちゃん〜、ごめんなさい〜‼」夕方の夢ハウス前で、みんなの声が響き渡りました。「はいよ。」おばあちゃんの返事にみんなでホッとして。積み重ねる時間が、大切な記憶になっています。子ども夢ハウスについては、「子ども夢ハウスおおつちブログ」を是非ご覧下さい。