2014年6月10日

明日から、また頑張れる出来事。

「暑いですか?」とご遺族に
声を掛けていただき、
納棺の準備中で作業中の私は、
「いや、太ってるから仕方ないです。」
と答え、
本家さん(東北は根強い地域の長)が
「そんなことねぇ、そんなことねぇよ!」
と、必死で⁉︎励ましてくださり、
思わず嬉しさの余り
振り返ってしまった私は、
現実から猛ダッシュで逃げ、
本家さんの言葉に寄り掛からせてもらい、
「明日から、また頑張れる!」と
思った出来事でした。(笑)
梅雨の時期の納棺も、暑い。
納棺中のハンカチは、
ガーゼか晒しの記事が抜群です。
車の中に、20枚はある。
最初はオシャレなハンカチを
持っていたけど、
ご遺族からいただいたハンカチは、
講演の時に使わせていただいていて、
納棺の時のハンカチは、
着物屋さんで安売りしている、
派手ではない柄付きの
晒しの生地を買い
(実はとても安くてオシャレ)、
それをハサミで10分割して使用。
これがまた、汗をよく吸う。
故人にお着せする服や、
仏衣に自分の汗は絶対に落とせない。
と言う、ものすごく気を使う時期に
突入しました。
冬はとても寒く、
スキー用の靴下に黒い靴下を重ねて履く。
夏は猛烈暑いから、
汗が落ちないように気を張る。
クーラーがきいているお部屋も、
大勢の人が集まると実は、
お部屋が常夏になる。
昨日は暖房が入っているのかと、
錯覚するくらい(笑)
遺された人の思いが、
きっとあの暑さになるのかな?
亡き人との時間を、
皆さんが大切に過ごすことが出来ますように、
明日も、お手伝いをさせていただきます。