2014年6月26日

儀賀理暁 医師セミナー

フューネラルビジネスフェア2014の
二階のセミナー会場で、
本日の13時40分から70分、
緩和ケア医師である儀賀理暁先生の
セミナーが開催されました。
慶応大学医学部出身でいらして、
現役の外科医であり、
緩和ケア医師でもある凄腕の先生です。
以前、先生に伺ったことがありました。
「先生にとって手術を執刀されることは、
緩和ケアの視点から見て、
どのような意味を持ちますか?」
こういう素人的な素朴な質問にも、
気軽に答えてくださる先生です。
「患者さんにとって、
様々に癌と向き合う方法があり、
話し合うことと、
その中にはもちろん
ご本人が希望される治療もあります。
抗がん剤や、放射線治療等に加えて、
手術が必要であれば、
その選択肢の一つであると、
そう考えます。」
今日の先生のセミナーは、
泣いたり笑ったり、
深く考えたり、
人の人生を深く感じた時間でした。
緩和ケアの先生や看護師さん方々から、
私は、毎日教わることが沢山あります。
皆さん、本当にお人柄が素敵です。
生前訪問の時には、
医療チームに入れていただき、
チームの一人として、
「死」を患者さんが意識された時の
担当として関わらせていただくことも
大変多くなりました。
だから、私も毎日が学びです。
今の私にとって、
多くの学びをいただいた、
儀賀先生の深いセミナーの時間でした。
きっと、会場にいらした沢山の
参加者の皆さんにとっても、
お一人お一人の大切な時間に
なられたのではないかと、
思います。
人の死に向き合うということではなくて、
癌という人の人生の節目の中で、
ご本人やご家族が向き合う「今」の中の
その中にある死の怖さについても、
一緒に考えて寄り添ってもらえるのかな
と、感じました。
緩和ケアは、
癌と診断されたら主治医に相談して、
早めに緩和ケアを受けることが出来ます。
癌と診断されても、
生存率が伸びているそうなので、
主治医と、
緩和ケア医師と、
連携して看護師さんも、
ソーシャルワーカーや
薬剤師、
栄養士等のチームで、
患者さんと家族を支えてくれます。
治療をして元気にお家に帰る人も、
沢山いるので、
主治医とよく相談して、
自分の不安をきちんと打ち明けて、
一番良いと思える方法を、
一緒に考えてもらうことが出来ます。
癌と診断されて、
いきなり「死」が来るのではなくて、
癌の専門の医療チームの皆さんに
癌と
上手に付き合う方法を教えてもらう、
体と気持ちのバランスが
取れるようになるんだと、
今日のセミナーを拝聴して、
そう思いました。
多くの学びをいただきました。
ありがとうございました。