2014年7月20日

何が大切なんでしょうか・・・

ご遺族は知っている。
人は、いつか死を迎えることを。
だから言葉にも敏感、時間にも敏感、
雰囲気にも敏感、だからこそそれを、
とても大切にされている。

死の存在が生活の中に無い人、
人はいつまでも生きられると、
そう思っている人との、
コミュニケーションはなかなか難しい。
何でもかんでも当たり前になっている。
そして、欲しい物が多すぎる。

死の存在を、聞いて知っているだけでは、
何も変わらない。

死は、とてもショックな物で、
何故ショックな存在なのかを、
探求して考えないと、
その中身は分からない。

死は、いのちがあってこそ起きる。
いのちは、人生そのもの。
その人が大切にされて来たこと、
物は何かを、皆で考える。

講演をお断りして、
(多分、私でなくても良いのかな?
と感じることが多くなってきたもので)
子どもたちのいのちの授業に行くのは、
そういう理由です。

相当な会社の仕事もあるので、
なかなかスケジュールも合わず、
せっかくのお申し込みを、
お断りすることが多くなりすみません。
(現在は来年の6月以降からを受付)
おもかげ復元師、
おもかげ復元師の震災絵日記を、
どうぞお読みくださいね。
震災絵日記も全員亡くなられた方です。
あとがきも、読んでくださいね。
死を迎えたらお寺じゃなくて、
心のバランスを取ったり、
元気に過ごしたい時は、
生きることに悩んだらお寺であること、
人生の節目は、一人で考えるには、
なかなか難しいですもんね。

自分を受け入れるのが、何より大変!
それこそが、人生なのかもしれません!