2014年7月22日

現場も猛暑です

納棺の時間が汗だく・・・。
と言う夏到来⁉︎
故人やお着せする物に、
自分の汗は落とせない・・・。

通常の納棺よりも、
特殊遺体復元の現場は、
時間が少し掛かるので、
一回の現場ごとに、
自分の着ている服を着替える、
こともある。
と言う位、暑い。

故人の遺した子どもさんや、
お孫さんたちが、
一生懸命故人に尽くしてくれる
とても温かい時間との出逢いがある。
汗を拭きながら、
その光景に元気をもらいます。

人生を代わってあげることも、
代わりに歩き進むことも、
何にも出来なくて、
本当に「きっかけ」しか作れず、

「ここまで出来るなら、
生き返らせて!」と号泣された後、
「無理なこと言って、
ごめんなさい。」と謝られて、
胸がギュッとなることも多い。

多くの人が通過する死の現場の、
大きな声で気持ちを表現すること。
「死」を前に色々やってみて、
「死」の中にある
「いのち」に触れる。

どう「死」を迎えたのか・・・から、
どう「生きたのか」に出逢われる時。

「お父さんに戻った!」と、
私の顔を覗き込まれる御遺族の、
表情に又、元気をいただきます。
暑さなんて、
すっかり吹っ飛んでしまう、
そういう時間がいっぱいあります。
「ちゃんと寝るんだよ〜!」と、
子どもさんたちに見送られる現場もある。
「は〜い!」と手を振ります。可愛い。
私も生かしてもらっているんだなぁと、
つくづく感じる、今日この頃でした。