納棺の現場で100歳を超える方の、
納棺にご縁をいただくこともある。
日本の100年前って、
何があったんだろう・・・。
と、その度に御遺族とお話しをしながら、
納棺のお手伝いをさせていただきます。
100年前の日本は、
明治時代中期。
日露戦争中であり、
海外の文化が取り入れられた頃だと、
言われています。
昔のお話しを伺ったり、
想い出の品を見せていただいたり、
「今とこんなに違うんですね。」と、
「今より、昔の方が日本らしい。」と、
話される御遺族も多い。
100年以上生きた方の御姿は、
とっても迫力がある。
女性は、女性らしい品があり、
男性は、強さと優しさの感じを
秘めていらっしゃいます。
100年前の日本から、
今の日本を見た時、
100年前の人たちは、
今の日本をどう思われるんだろうか。
物は溢れていて便利。
でも、心はどうなんだろう。
「苦労した人は、心が豊か」
「孤独を脱した人は強い」等と、
納棺の現場でよく伺う言葉を、
なんとなく身に染みて感じる時でした。
200年前の、500年前の、
1000年前の日本から、
その先人が築いた歴史の中から、
学ばなければならないことが、
実は沢山あるんだなと感じた時、
やっぱり毎日が勉強なんだと、
深く深く、そう思いました。
出逢いから学ぶたくさんのこと、
出逢わなければ分からなかったこと、
貴重なお時間をいただきました。
明日も頑張ります。