2014年7月1日

備えあれば憂なし

今日は午前中、
ちょっと山の方に行っていました。
そうしたら、
人差し指を蚊に刺されました。
ここだけは、刺さないで欲しかった。
ピンセットが使いにくい。
蚊に刺されたら、ワセリン。
痒くならないから、
かかないから、腫れない。
山の中に車を止めると、
早く車から離れないと、
アブが来て刺される。
納棺の時には、
素早く処置バックを持って、
車から離れて逃げる!
この時だけは私の足は、
すこぶる早い(笑)
私の処置バック二つがとても大きくて、
なんでも入っているのも、
ワセリンを持つのも、
備えあれば憂なし。
車の中にも、
本当に色々入ってる。
同じ位、死生観だって同じ。
普段「死」の世界に
生かしていただいていて、
毎日「死」と共に生きていて、
お一人お一人の死生観にお会いする。
お孫さんを亡くされたおじいちゃんが、
「この子が居なければ、
僕はおじいちゃんになれなかった。」と、
おじいちゃんの一番のお気に入りの
普段使っている手拭いを、
首に巻いてもらったお孫さん。
「あっちの世界によ、
○○さんって人が居るから、
仏さんの所まで連れてってもらえよ。
よろしく伝えてくれな。」
又、別の現場では、
「父さん、反抗ばっかりしてごめんね。
でも父さんの説教、ちょっと
ウザかったよ(笑)
今度会う時まで、
説教上手くなっておいてね。
もう、喧嘩したくないからね、
父さん。」
それを聞いて涙しながらも、
みんなで大爆笑(笑)
の時間もあった。
色々なお家があって、
年齢問わず抱えていることがあって、
その背景をみなさんが一人一人
大事にしている。
時間を共に過ごさせていただくと、
一人一人の死生観の素敵さが、
その雰囲気の中で伝わってくる。
亡き人が遺してくれた、
色んな想い出の中の関わり。
関わった人にだけ、
遺る想い出。
空想や想像や妄想なんかじゃなくて、
ちゃんと自分の中に
しっかり遺してもらった想い出。
「死」を迎えると、
とにかく何かを言いたい方も現実には
まぁ、本当に居るので、
ご家族とお話しします。
遺してもらった想い出、
他の人は知らなくて当然ですから、
自信を持って下さいね。
と、話すことも多い。
現実の「死」は、
暗い〜訳じゃない。
気持ちの波はもちろんあるけれど、
お一人お一人が故人や
自分自身と向き合われる。
笑ったり泣いたり、
文句言ったり、御礼を言ったり、
様々な雰囲気になります。
「死」の情報も、
備えあれば憂なし、です。
いのちのお話しを心で受け、
死生観を培うことは、
日々、行っておくことをお勧めします。
備えあれば憂なしです。
では、ごきげんよう。(朝ドラの見過ぎ⁉︎)