2013年7月19日

子ども夢ハウス

大切な家族を亡くすこと、家族が見つからないこと、津波を見たこと、町を失ったこと、そういう経験は、大人と一緒で、子ども達も同じ経験をしていることは変わらない。育てている人達も、地域も、精一杯子ども達と向き合う。子ども達も大人の背中を見て育つ。思いっきり遊ぶ時間の中で、フッと出る悲しみ。思いっきり夢中な時間の中で、フッと見せる何かを思い出した時の表情。「どうしたの?」と話し掛け、話し合う大切な時間は多い。自分の居場所だと、子ども達が言う、子ども夢ハウスの中で、今日は「ロウソク作り」をしたそうです。

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お盆には、自分で作ったロウソクでお参り。「お盆にね、早く帰って来てくれますように。って、海にお参りして来るの。」未だ見つからない亡き大切な家族を想う子ども達。

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思いを込めて物を作ることは、とても素敵なことですね。とっても可愛い仕上がりです。上手!上手‼(拍手〜‼)最近は地震も多くて、寒暖の差も激しくて、体調不良の方も多い。天候が悪いと、心と体のバランスが崩れやすいので、やっぱり誰かとつながることも大切だと思います。被災地のおばあちゃんが教えてくれました。「悲しい時はよ、壁に向かってでも良いからよ、亡くした大事な家族に話し掛けろなぁ。写真があったら、写真でも良いんだよ。「おめぇの分も、生きてやっからなぁ。」って。」偲ぶ方法はみんなそれぞれ、大切にしています。そうやって、悲しみと生きる方法を、みんな探しているのだと思いますよ。では、では。