2013年7月9日

小学校のゲストティーチャー

先月の6月25日、岩手県内の小学校のゲストティーチャーとして、6年3組の皆さんの授業にお邪魔しました。授業終了後、小学校の先生方々で集まりお勉強されている道徳教育研究会の皆様へ向けて講演をさせていただきました。ご縁をつないで下さった6年3組の担任の高橋先生、校長先生、ありがとうございました。授業中、ものすごく皆さんが真剣に「いのち」と向き合ってくれたこと、とても感動して涙が止まりまらない時間でした。

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少しの時間でも、皆さんと一緒に「いのち」を考えられた時間は、私の人生にとっても、とても貴重な時間でした。皆さんと一緒に過ごせた時間は、本当に素敵な時間でした。

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各学校の保健室の先生方々も、沢山来て下さっていました。被災地で子ども達の教育を担当される小学校の先生方々の情熱がとても伝わってくる講演でした。

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皆さんから、こんな素敵な感想文が今日、弊社に届きました。と〜っても嬉しかったです。6年3組の皆さんの感想文を、少しご紹介したいと思います。「僕は大事な家族を亡くした時、ただただ悲しい気持ちが込み上げてきました。授業の中で、笹原さんと一緒に「死」を深く考えることが出来ました。(中略)ありがとうございました。頑張って下さい‼」「僕達は色々な人に支えられて生かしてもらっていると言うお話しから、僕は自分の存在をとてもありがたく感じました。そして、復興についても、よく考えてみたいと思います。(後略)」「それまで私は、家族を亡くしたことがすごく悲しかったです。だけど、授業を聞いている中で色々と思いました。家族が、それまで元気で居てくれたことの方が、とても素敵に感じました。私に希望をくれて、ありがとうございました。」「この前はいのちについて伝えて下さって、ほんとうにありがとうございました。僕たちは亡くなった人の分まで、同じ岩手県人として、今僕たちに出来ることを少しずつ積み上げて復興に役立てたいと思います。」「先日は、授業をしてくださって、ありがとうございました。僕はこの授業が心に残りました。理由は、いのちにかんしての考え方が変わったからです。今までは大切にしようとかしか考えていませんでしたが、この授業を通して、いのちは誰かに支えられ、そして支えるものなのだと知りました。」「自分も大切であるように、他の人も大切だということを詳しく教えてくださってありがとうございました。」などなど、クラスの皆さんの感想文は、一枚一枚に色鉛筆でそれぞれが色や絵をいれてくれて、とても心のこもった素敵な感想文をいただきました。本当に、本当に、ありがとうございました。と〜っても嬉しかったです。生きていると、死に出逢います。死は、その人の人生そのものです。不幸でもなく、忌み嫌われるものでもなく、家族にとって、その人を大切に思う人にとって、思い出も含めて丸ごと大切であるということを、私も納棺の時間に教えてもらいます。どんな思い出がありますか?何を遺してもらいましたか?どうか、その方の1番良い顔を、思い出してあげて下さいね。皆さんと一緒に過ごせた時間は、やっぱり宝物です。ありがとうございました。