七月に入り、岩手県大槌町は山瀬(海に出る霧)が出て、涼しい日が続きます。子ども夢ハウスおおつちの吉山お兄ちゃんが「地域の皆さんと一緒にホタルを見にいきました‼」と、教えてくれました。そう、幻想的な蛍の時期はあっと言う間に終わってしまいますが、蛍の時期が終わると暑い夏の到来です。震災から三回目の夏を、今年迎えます。お盆も近く、地域の皆さんの会話は盛んに、大切なお盆の話になりますね。
今月は19日から、子ども夢ハウスおおつちを立ち上げてくださった、夢のみずうみ村理事長、藤原茂さんが大槌入りされていました。子どもたちへの新しいプログラムの組み立て、自立・生活支援など、私もお話に入れていただいて、打ち合わせ。感覚神経などに働きかけながら、生活の中で必要な運動と作業のバランスで、藤原先生専門の精神・身体のリハビリで健全をはかります。子どもたちの遊び場が被災地には無い中での計画は、本当に大変ですが、今回の藤原先生とのお話の中で、私もとても勉強になりました。
子ども夢ハウスの敷地内の柵を、「近所の仮設住宅の皆さんが、子ども達の為にって、作ってくださったんです!」吉山くんが教えてくれました。「これじゃ、高くて飛び越えられないよ‼」と子ども達。「飛び越えるもんじゃないぞ‼(笑)」と、ご近所の皆さん。しばらくやり取りは続いていました。(笑)
遊びの中にも、訓練を沢山組み込む藤原先生と、子どもたちのあそびの時間。子どもたちに大変な人気です。あっという間に藤原先生は子ども達に囲まれていました。沢山の皆さんからご支援、ご寄付をいただきながら、夢ハウスの子どもたちは、色んな試練を乗り越えながら、どんどん力を付けていきます。応援してくださる、お一人お一人の皆さんに感謝申し上げます。
Posted on 2013/07/24 21:48 by 桜 代表