2013年7月25日

生前予約

亡くなるご本人、又は御家族からご連絡をいただいてお話を伺い、お別れのお手伝いをさせていただく生前予約。ずいぶん、増えました。特にご本人からのご連絡が、最近とても多いです。「死」についての想いを教えていただくことが中心になり、大切な、遺す御家族が混乱しないように、自分が逝く時の悲しみをどう人生に組み込んでくれるのかな、と、年齢問わず心配されます。どう、お手伝いさせていただくことを望まれるのかを、亡くなるご本人と話し合う時間ですが、お一人お一人、人として、すごいなぁと思うことばかり。旅立つ方も悲しい。見送る方も悲しい。間に入らせていただく私も、同じ思いです。でも、ご本人を中心につながれるご縁の不思議さに又、深く考える時間をいただきます。「死」は、「生きること」を教えてくれる。悲しみの感情は、大切なことを意識して確認させてくれる。嘆くことで、沢山の過去が又本当に大切な宝物だったと気が付く。「死」を意識するということに気が付けた時、「生きている」ことを意識している。なんとも不思議な、亡くなっていく人達から教えてもらう「生きること」について、深い時間を共にさせていただきます。「いのちの授業で話して欲しい。」と、色々な思いを皆さんが「旅立つ前に、お土産をおいて行くからね。」と預かります。出逢うことでの、お一人お一人との想い出は、私にも遺していただいたものですのでね、悲しいし、涙も出るけれど、もっと素敵な笑顔も知ってるから、大事に心に持って、皆さんと一緒に生きていけたらな、と、思っています。一日でも長く生きていて欲しいな、そう願うことしか出来ないけれど、託されたミッションをご本人を思い、尽くさせていただくことを胸に、頑張ります。o(^_-)O