2013年7月23日

札幌にて

札幌と言えば、駅弁⁉

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札幌と言えば、白樺並木。
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白樺のことわざは、勉強不足でわかりませんが、春の訪れをいつごろなのか、葉の様子から知らせてくれる自然の一つとして、昔からバロメーターを示すものとして大切にされています。岩手県に来た時に教えてもらった、ススキの枝に、カマキリの卵が付いた高さが今年、雪が降る高さとして、みんな冬支度をするんだよ。と言う話を教えてもらって、昔の人は、自然と共存共栄していたんだなぁ、と感じました。それから、若い白樺は枝が上がり、お年寄りの白樺は枝が下がっていますが、鳥の集まり方は、お年寄りの白樺が断然多いそうです。白樺の木の皮は、すぐに剥がれる状態ですが、昔から生活の為に大切に使われていた皮だと言われています。北海道の先住民族であるアイヌの人達は、自然の全てを神として大切にしてきた文化を持ちます。有名なお話としては、フキの葉を傘にして、小さな夫婦の神様を「コロポックル」と呼びますが、一つ一つに神が宿るとして、共に生きることを大切にする心を、時々その話を思い出しては、色々、考えています。昔話には、その文化と伝統のなかで大切にしてきた分の、不思議な知恵がありますね。

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札幌駅にあった大きな旗ですね。あ、嬉しいなぁ。忘れないでいてもらえてるんだなぁと、パシャり。

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そして、母に会って来ました。手術の後に寝たきりになりました。私も姉も、嘆きが止まらない時間でした。覚醒しない(手術後に目を覚まさない)母のベットサイドで、姉と交代でずいぶん泣きました。隣の寝たきりでベットに横になっている、おばあちゃんに、「あんた達のお母さんだって、なりたくてなったんじゃないんだよ。」そう言われて目が覚めました。そうだよなぁ。そう思いながら、あれから今を迎えて、現在も要介護5、身体障害者1級、失語で、自立歩行も出来ません。会社を立ち上げて数年後、母の介護は、本当に沢山の皆さんに支えていただきながらの生活でした。震災後、「安置所でのご縁を大切にしておいで。お母さんもそう思っているから。」と、姉が飛行機で母を迎えに来てくれました。今は札幌で、リハビリに励んでいます。

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失語なので話せませんが、声はずいぶん出るようになっていました。驚いたなぁ。「う〜」「あ〜」と、コソコソ話で話していました。ここまで来るのに、どれだけの人に支えてもらっただろうね、と、姉と色んな話をしながら、過去を思い出していました。「お母さん、岩手県に帰る?」私が聞くと麻痺の無い方の手を横に振る(笑)「え⁉帰らないの?」と聞くと首を縦に振る(笑)姉が毎日お風呂に入れてくれること、姉と過ごす親子の時間が、母にとっては大事な時間なんだろうなぁと思っていました。私の両親は、姉の言うことは昔から良く聞きます(笑)姉と今、母の前で話します。「お母さんは精一杯働いて来たから、今の時間はきっと、「ゆっくり休みなさい」って、お天道様がくれたお休みなのかもね。」色んな事がある度に、今をどう生きるか、いつも問われている気がしますね。人生は、自分で歩かなくちゃいけないけれど、立ち止まって考えても、ジャンプしても、走っても、ゆっくり歩いても自分の人生ですもんね、今の積み重ねが人生と呼ばれる訳ですから、それを「意識」して生きることが一番大事なのかもしれませんね。どんと晴れ‼と言うことで、岩手県に帰って来ていました。どんと晴れ‼←二回も言わなくてよろしい‼(*_*)