2013年9月1日

現在の岩手県被災地

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雨雲が近付いてくる、沿岸、被災地の海です。震災初期は、海の上に沢山、色々な物が浮いていたり、黒い泡がいたるところに出ていましたが、みんなで「ずいぶん綺麗になったね。」と話していました。

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道路が舗装され、直されて、沿岸の海に近い道路に立つ看板、標識です。津波浸水区域に関する看板が増えています。

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防波堤は、押し寄せる津波と引く津波との、とてつもない両方の力で、倒れたままです。時間の経過と共に、防波堤は砂に少しずつ埋まって来ていて、貝殻や小さな魚の住みかにもなっていました。

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家族がまだ行方不明の皆さんは、ここで手を合わせにこられます。「何処へ行ってしまったのかな・・・」「もう、帰って来て良いんだよ。」そう、お話をされています。毎月11日には黙祷のサイレンが鳴りますが、2時46分が近くなると、海に向かい、手を合わせる方々がまだまだ、いらっしゃいます。亡くなったご家族のお話をされる時、震える方はまだ沢山いらっしゃいます。海に向かい、偲ぶ時間は、大切な時間です。