2013年9月7日

綜合ユニコムさんセミナー 2日目

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二日目の本日は、「【状況別ご遺体処置】と【死化粧】のポイント第9回」のセミナーでした。早朝5時頃に落雷音で目が覚めて、豪雨の東京。運転見合わせが交通機関に多く出ていました。無事に皆さんが集まられて、本日も全国から集まられた皆さんと、新たにテキストを更に更新した内容で、複雑な色使いや特殊な復元の数々、虫の対処法などを出来るだけ理解し易く更新させていただきました。全国から集まられた、納棺師、湯灌師、葬儀担当さん、看護師さん、神主さんなど、熱心に取り組まれていました。若年代の子たちの参加も今回は多く、復元に挑む気持ちを後押しして勇気にかえてもらえるように、現場実践出来るように、各項目毎に私自身の壁や、自分と向き合うマインドなど、結局、故人とのご縁に、人生の最期である今を意識して、私自身も、その存在に支えていただいたこと、一つ一つの技術にかわっていったこと、一つ一つが誰かと絶対つながっている大切な技術であることを、お伝えしました。今、現場で困った時に誰かを想い出すこと。想い出した故人とつながっている、その時間の中で、その時に施行した技術が想い出され、目の前の故人の復元に更に力を貸してくれる。諦めるのも尽くすのも、その人の気持ち次第だということです。時間は、出逢いも、自分の人生を積み重ねていること。なので、若年代の子たちが復元にチャレンジしてくれることは、とても嬉しいことです。経験豊富な受講者の方が質問してくださる高度な内容に対しての答えを、一生懸命メモをする若年代の子たち。最近、涙腺が緩い私は、その姿を見て、ウルッときてしまいました。ウルウルする度に、「年を取ったんだなぁ。」と思い知らされる時間です。

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 「いっぱい覚えて、頭がパンクしそう‼」「また、来ます‼」「もっともっと、故人との時間を大切にします‼」セミナー終了後も、皆さんからの質問に答えながら、帰りに声を掛けていただく言葉に私も勇気をもらいながら、お見送りしました。本当に今日の講座も昨日の講座も、使う備品がとても多いので、ユニコムさんには本当にお手数をお掛けしてしまっています。いつも、本当にありがとうございます。感謝です。受講して下さった皆さんが、特殊で困難な故人とのご縁に、一生懸命向き合って下さる姿を思いながら帰路につきました。岩手県に戻って来て、「おぉ、寒いっ」肌寒い夜に秋の到来を感じていました。