2014年1月27日

京都・東寺

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今日の講演の前に、会場からすぐ近くの東寺にお参りに行きました。弘法大師空海ゆかりのお寺だと伺いました。国宝は桃山時代のものがありました。時代を超えて、沢山の人が同じ場所に立ち、手を合わせていたのかと思うと、不思議な気持ちでした。仏様の前に立つと、いつも不思議だなぁ、と思うことがあります。仏像を仏師が彫る時、必ず目が合う位置を作るそうです。「冷静になれ!」と言われたら、「そんなこと出来るか‼︎」と思うと思いますが(笑)仏様の前に立つと、穏やかな気持ちになる。「あ、冷静になってる。」ということに気が付きます。これは、不思議ですね。中学生の頃、仏師になりたいと夢を持っていた過去を思い出しました。そうだ、私、子ども夢ハウスで仏像を彫ろうと思ってたんだ、じっちゃん(みんなで山の精と呼んでいる、お爺ちゃん)に木をもらいに行かなくちゃ。なんて、思っていました。(いつ彫るの⁉︎ゆっくり、ゆっくり彫ります。)

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東寺の五重塔を撮っている私が映っている‼︎

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その写真が、こちら。東寺の五重塔は、過去の大きな地震にも耐え、被害も無かったとのことで、スカイツリーもこの五重塔の建築を取り入れて作られたそうです。昔は、今よりも平均寿命が遥かに短く、その人生の中で、このような素晴らしい建築物を完成させた訳です。よほど五感が研ぎ澄まされていたんだと思いました。五感を研ぎ澄ます環境があったのか、そう心して生きられたのか、それは知る人ぞ知るところだとしても、思いを形にするプロであることは間違いないところです。「五重塔は、インドの言葉でストゥーパと呼ばれ、中国に渡り日本に入って「卒塔婆」となり、卒塔婆の意味での塔ということで、五重塔になっている。卒塔婆はお釈迦様のお墓。五重塔のてっぺんにはお骨を納めている所があります。」と、観光ボランティアガイドのお爺さんが教えてくれました。卒塔婆の無い宗派もありますし、これ以上は私は宗教者では無いので、立場が違いますので控えます。詳しくは、近くのお寺にお尋ねくださいませ。すっごく勉強になりますよ。死生観にご縁をいただいて下さいね。

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お寺のすぐ近くの川でなんと!亀とサギと鴨が‼︎一緒に仲良く、ひなたぼっこをしていました!なんて素敵な光景なんでしょう!自然はすごいですね。動物たちの姿に、すっかり癒された時間でした。