2014年1月23日

岩谷堂高校 授業

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昨日の午後、岩谷堂高校にて高校一年生の皆様に向けて、五時間目の授業の枠50分のお時間の中で「職業人としての使命」という内容で、授業をさせていただきました。

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昨日は、岩手県被災地沿岸大槌町の、現在仮設住宅に住む、私の活動をいつも手伝ってくれている、とっても素敵な女の子が、昨日は私の所に来てくれていたこともあり、昨日の授業のなかで10分間お話ししてくれました。心に染みるお話しでした。県外に就職したけれど、やっぱり岩手県のために働きたいと、去年末に岩手県に戻り、就職試験の為、現在猛勉強中ではあるけれど、しっかり今の気持ち、過去の気持ち、そしてこれからの気持ちを話してくれました。「今までたくさんの御支援、ボランティア、皆さんのお力を本当にありがとうございます。(中略・体験談)これから社会に出て、仕事を志す皆さん、皆さんはそれぞれの可能性を持っているから、自分を信じて頑張って下さい。私も一生懸命頑張ります。」と大事な様々な経験を話してくれました。

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授業の最後に、授業の感想を話してくれた女の子が居ました。「私は、おばあちゃんを亡くしたばかりです。とても悲しくて、悲しくて泣いてばかり居ましたが、今日の授業を聞いて「私は、おばあちゃんが大好きだから悲しいんだ」と気が付きました。悲しい気持ちの理由が分かったので、おばあちゃんの想い出を大切にして、想い出と一緒に生きていこうと思いました。ありがとうございました。」と、涙ぐみながら、お話をしてくれました。心の中の想い出と一緒に生きて行くと決めた目は、おばあちゃんが彼女に遺してくれた大切な様々ことが、おばあちゃんとの大切な時間が、確実に彼女の人生に組み込まれているんだなぁ、と思いました。死は終わりでは無く、死は生きているからこそ迎えるもので、それはその人の人生そのものであり、死を経験した時に気が付く、死を意識した時に気が付く、大切なこと、大切なもの・・・。その人が居てくれたからこそある思い出の中に、後悔をたくさん持っていても、そこを考えることで、一緒に居た時間の有り難さや、喜怒哀楽あり、様々な表情を思い出し、そして笑顔で過ごした時間が大切な宝物になります。自分さえ忘れなければ、その人はずっと心の中で一緒ですから、その思いを大切に、大切に過ごせますように。と、思った昨日でした。