2014年1月7日

「ちいちゃんのおくり」

「ちいちゃんのかげおくり」は、戦争のお話しです。大切な大切な、親を亡くした子どもたちは、私に「ちいちゃんのかげおくり」のお話をしてくれます。そして、「お母さんも、お花畑に行った?」と、聞きます。「そうだね、行ったかもしれないけれど、もしまだ行ってなかったら、一生懸命手を合わせて、応援しないといけないね。」と、現場で手を合わせる練習をします。手を合わせると不思議と自分の気持ちに向き合っている気がします。今を受け入れることよりも、自分を受け入れることの方が、きっととても難しいと思うから。手を合わせると、いろんなことを感じます。亡くなって逝く人が、私に教えてくれることがあります。「お花畑を見てきたよ。とても綺麗でね。」笑顔で色々教えてくれます。送り出す方は、実に寂しい気持ちにはなりますが、本当に良い顔をされていて、事細かに詳細を教えて下さいます。子どもさんたちには、時に、そのお話をします。逝ってしまった人たちのお話が、これからを生きていく子どもさんたちを、こうして支えてくれますから。私も、その存在に力をいただきます。「ちいちゃんのかげおくり」は、戦争の中にある「いのち」を教えてくれるお話です。どうぞ、読んでみて下さい。小学校の教科書にものっています。 他に、オススメの本としては、やっぱりこの本です。私が、もっとも好きな本です。

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