2014年1月16日

武庫川女子大学の皆さま来社

昨日、兵庫県から岩手県被災地入りされた武庫川女子大学生の皆さん。引率は、教授の河内先生。皆さんは、「NHKスペシャル〜最期の笑顔〜」を見てということで、弊社に来社されました。学生の皆さんは、メディア関係に就職希望ということで、「笹原さんは、報道関係の皆さんに対して、どう思われますか?」と言う質問をいただきました。私の場合、仕事としてお付き合いをさせていただくというよりも、人として関わらせていただいているので、お世話になっている報道関係の皆さんも、本当にとっても素敵で素晴らしい方々ばかりです。真剣に復興についても語り合うし、東日本大震災についても語り合うし、何より、住んでいる世界が違うので、教えてもらうことも本当に沢山あります。その人は、その人しか居ないからこそ、支えてもらったのも事実です。例えば、私は目の前のことで必死だった時に、報道関係の皆さんは、広い世界を見ているから、いつも明日を見てくれています。そういう連携が、私だけじゃなくて、被災地の皆さんもきっとそうだったんじゃないかなと思います。「心ない人」と感じる報道関係の人も居たけれど、それは報道関係に限らず、感じたことは多々あります。「心ない人」と私が思うのは、ただ自分と価値観が違うだけで、私ではない他の人となら、その人は合うかもしれないということなだけだと思うし、何せあの時は、一日50件以上も取材のお申し込みをいただいても、その取材を受けている時間に、一人でも多くの方を復元出来るなら、私は安置所に走りたいと言う選択をさせてもらったということで、好きとか嫌いとかではなく、今は、今しか無いから、やるべきことに集中したかったと言うことでした。私には、沢山出来ないことがあるけれど、報道関係の人には、報道関係の人でなければ出来ないことが沢山あると思うし、それが報道の使命だったり、報道という立ち位置の皆さんにか出来ない支援の形があったと思っています。教授の河内先生は、報道出身の方で、19年経とうとしている阪神淡路大震災にも直接的に、現在も活躍されています。少しの時間ではありましたが、私自身も非常に勉強させていただいた時間でもありました。学生さんが教えてくれました。「河内先生の講義は大変人気があって、毎回抽選なんです。」というお話し。確かに、河内先生の言葉には、ものすごく魂が込もっていました。「現場は、マニュアルではどうにもならないことが多い。人と接するならば、空気を感じ、雰囲気を読み、相手の立場に立って、自分の言葉を発しないといけない。」とお話をされていました。先生の経験談も、本当に素晴らしかった。「私も是非、講義を受けてみたいです。」とお伝えをして、お見送りしました。素敵な皆さんにお会い出来て、とっても嬉しかったです!就職活動、応援しています!又、是非お越し下さいね。お待ちしています!